裏PANNA-FUTSAL

バーモントカップ初観戦!小学生年代のフットサルを指導者目線で考えてみた

8/8(月)〜10(木)に東京都内の会場でバーモントカップが開催されました。バーモントカップを簡単に説明すると、日本サッカー協会主催のU-12年代、つまり小学生のフットサル全国大会です。全国47都道府県から48チームが参加し、Jリーグの下部チーム、Fリーグ下部チーム、街クラブ等、様々なバックボーンを持ったチームが参加しました。今まで映像で少し見た事はありましたが、現地で見た事はありませんでした。ちょうど8/9(火)にバーモントカップ2日目が開催されていた武蔵野森総合スポーツプラザ(東京都調布市)でリフレッシュポイントが取得できる指導者講習会が開催されるという事を見つけました。内容としては4種(小学生年代)向けでしたが、現在指導現場を持っていない事もあり、勉強の気持ちで受講してみる事にしました。内容についてはもちろん公表できないので、ここでは書けません、ご了承下さい。

さて受講まで時間があったので、ピッチを除いてみたら、会場の熱狂ぶりに圧倒されました。サブアリーナの開催かな?なんて思っていたらとんでもない事で、メインアリーナを使用。「ここ会場費高いのでは?フットサルでは使った事ないのに・・・」。コンコースにはグッズ販売所があって、会場には32×16mのサイズのコートが4つ作られており、ゴール裏の観客席からは父兄や選手の大きな声援が。お揃いの応援用Tシャツや応援グッズを販売していて、この環境をうらやましい〜って思っていました(笑)4ピッチ8方向からの応援はなかなかのものでした。「お願いだから応援グッズで手すり叩かないでね~。会場側から怒られてフットサルで使えなくて困るから」と思ったのは、この業界長くなってきた証拠でしょうか(苦笑)優勝は埼玉県のヴィオレータFCでした。近隣での開催で父兄を中心として多くの方々が応援に来場されていました。優勝おめでとうございました。

この年代は”GKのロングスローがノーバウンドでハーフラインを超えてはいけない”というルールがあるので、フットサル特有のショートカウンターを受けやすい状況があります。その為、ロングボールを多用するチームも少なからずいました。多分このブログは普段からフットサルを見られている方が多いと思うので、そういった側面からは「いつも見ているフットサルと違うチームもあるな・・・」と思った人も多いかもしれません。

具体的にはリスクを避ける為に以下のプレーが見られました。

・キックインは自陣からはすべて直接ロングボール、相手陣地だとチョンドンか直接クロス
・コーナーキックはすべてゴール前の混戦に蹴り込む
・GKはリスク回避の為に山なりでギリギリハーフラインを超えないボールを投げる

・同様にGKがボールをコートに叩きつけてワンバウンドしたボールをフィールドプレーヤーが相手陣地に蹴り込む

特に最後のGKがワンバウンドさせるのは”よく考えたな〜”と自分では思いつかない方法だったので、感心してしまいました。ルールの中でリスクを避けて勝利を目指すという事に関してはよく考えられているな〜という感想です。私はチームのバックボーンが全く分かっていないので、様々な側面があると思うので、安易に言えませんが、見た限りではやはり「指導者の色が出るな〜」って感じがしました。ここで思った事は、この年代どこまで勝利する事を優先させたら良いのだろうか・・・という事なのです。

(残り 2233文字/全文: 3638文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ