裏PANNA-FUTSAL

今だからこそ考えてみよう、トリムカップ出場のフットサル日本女子選抜はどう影響したのか

今回のフットサル日本女子代表のトレーニングキャンプはU-21世代である旨は前回のブログで書いてみました。

フットサル日本女子代表、U-21世代トレーニングキャンプの意図

よくよく思いをはせてみると、ふと思い出した事が。「あ、これはフットサル日本女子選抜と同じ意図なのではないか」フットサル日本女子選抜って何だ?と思った方もいらっしゃるかと思います。元々フットサル日本女子選抜はトリムカップ全国女子選抜フットサル大会の第7〜11回大会まで5回結成されたチームです。このチームは日本サッカー協会の活動となっており、主な選手としては

・全日本女子U-15フットサル大会優秀選手
・他の都道府県で出場していないフットサル選手
・高校生年代でフットサルに興味のある選手
・ユース五輪銀メダルメンバー(第11回大会のみ)

等から選出されていました。

選出に関しては、様々な意見があり、当初はどちらかというと批判的な意見が多かった印象があります。

「何を目的にしているのか分からない」
「選考資格があいまいで、都合よく使っている気がする(第11回大会ユース五輪メンバー出場時)」
「フットサルをした事がない選手が予選免除でいきなり全国大会に出場できるのはいかがなかものか」
「各都道府県が限られた予算で、且つ選手が負担している地域もあるのに日本サッカー協会の予算で活動できるのはフェアでない」
「地域予選で敗退したチームから選出されるのは、出場資格的にどうなのか」
「フットサル日本代表のスタッフが関わるのであれば、フットサル日本女子代表にすればよい」等々

日本女子フットサルリーグの選手に制限がかかった第13回大会からはこのフットサル日本女子選抜は結成されなくなりました。このフットサル日本女子選抜というチームがもたらしたものは何だったのか。過去の招集メンバーを分析してみようと思います。特に注目したい部分としては、サッカー主にプレーしていた選手、そしてU-15の選手は、その後にフットサルに転向したかどうかという点は非常に気になります。しかしあまり芳しくない結果と言えるのかも・・・。

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