裏PANNA-FUTSAL

【無料記事】なぜクラウドファンディングに頼るのか。取材活動の現状

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。昨今、当方が海外取材の際にクラウドファンディングを行っている事について、書いてみたいと思います。クラウドファンディングを行う事について、様々な意見がある事は承知しています。

 

「是非頑張って下さい」
「応援しています」
「いつも女子フットサルを盛り上げてくれて、ありがとうございます。」

ありがたいメッセージ本当に嬉しいですし、SNSでも多くの方がシェアして下さいました。本当にありがとうございます、身が引き締まる思いです。

一方で

「取材くらい自費で行ったら?」
「それでメディアと言える?」
「恥ずかしくないの?」

「毎回クラウドファンディングやるのってどうなの?」
「公式戦でもないのに・・・」
「借金してでも行けばよいのに」
「安易にクラウドファンディングに頼っていないか」

こういったご意見をSNSやメッセージいただいています。本当にありがとうございます。しっかりと受け止めたいと思います。

 

取材活動の現状

本当に恥ずかしい事ではありますが、日々の活動で精一杯で、海外の取材費用を捻出できていないというのが、いまの現状です。いま取材の信条として考えているのは、より多くの人にまずは女子フットサルの競技を知ってもらわないといけないと思っています。その為、SNS発信を多くして、多くの記事を書いて、youtubeで発信したりして、その情報量を多くしたい。その上で女子フットサルの価値を上げるような活動をしたいと考えています。特に最近は2025年女子W杯初開催が決定した為に、各地で女子の代表チームの活動が活発化しています。その情報を積極的に収集しようと努めるようにしています。

いま行っている女子フットサルの取材関連活動について書き出してみました。

  • 日本女子フットサルリーグ撮影、取材
  • 全日本女子フットサル選手権撮影、取材
  • 地域女子フットサルチャンピオンズリーグ撮影、取材
  • トリムカップ撮影、取材
  • 地域リーグ実況
  • 地域リーグ、全日本地域大会ダイジェスト作成(youtube)
  • 全日本地域大会ライブ配信&実況(youtube)
  • 毎週月曜日「Weekly Women’s Futsal」youtubeライブ配信
  • 随時「Preview Show」「ざっくりタイムズ」youtubライブ配信
  • 有料ブログ「裏PANNA」「Futsal Media Note」
  • 記事寄稿

それぞれ時期や大会によって拘束時間、作業量等に差はありますが、上記の内、そもそも全くの無償、収益にならない持ち出しの取材活動というものもあります。なんでお金にならない事を?という事の回答については、やはり女子フットサルの情報を多く露出したいから。「どの部分が」という事は避けますが、競技自体がアマチュアであるが故に、収益を得る事に関して、非常に高い壁がある事は事実。収益にしない事を条件に取材活動が許されているという部分もあります。その為、上記の活動を月々の収入という事で考えると、アルバイトやる方がよっぽどか収入が良いです。早朝から昼までアルバイトをやっていた時期もありましたが、それでは情報発信自体が少なくなってしまう。だったらと、なるべく新幹線を使わずに各駅停車の電車や高速バスを使って地方に行ったり、車の時は高速を使わずに下道で移動したりして、経費を削減するようにしています。

また実際に取材したり、表に出ている部分は、一部でしかなくて、その準備だったり、終わってからの作業、メンテナンスの時間の方が長いケースも多いです。その作業は主に自宅だったり、経営しているフットサルショップで行っています。そのフットサルショップでの収益という部分もかなり厳しいです。そもそものフットサル自体のマーケットが小さいですし、妻と2人で切り盛りしている店舗で、個人経営規模だから何とかやっていけるという状況。いや、メーカーさんにご迷惑をかけている部分もあるので、やっていけているとは言い難いかもしれません。

他にも各種HPの管理費用だったり、そもそもの仕様の古いHPレイアウトのリニューアル、PCやスチールカメラ、ビデオカメラ等の機材のアップデート等、まだまだ手が回らない部分もあります。現在所有のカメラやレンズは修理対応期間が終了しているので、故障したら新規購入しないといけない。試合を撮影した事がある方は分かるかもしれないですが、屋内スポーツを撮影するには、それ相応の機材でないとプレー中の撮影は難しいんですよね・・・。継続していくのは本当に多額の費用がかかります。

いままでいくつのフットサルメディアが、カメラマンの方々がフットサルを離れて行ったでしょうか。一時期は専門誌が2社あり、いくつもインターネットメディアがありました。会場に行けば、多くのカメラマンがいて、ライターもいて。Fリーグができて、きっと良い方向に行く。そう考えていましたが、その頃よりもフットサルを取り巻く環境は厳しくなったような気がします。自分の知る限りでは、フットサルだけで取材活動費をまかなえているメディアは無いと思っています。だいたいがサッカー取材などの本業があって、それで得た収益でフットサルもという状況。男子でもそういう状況ですから、女子だとなおさらです。どうやって収益を得て、取材活動を続けていくかは、自分の中での大きな課題です。続けたいからこそ、もがいています。何か収益につながるアイデア等があれば、是非お知恵を拝借したいです。

 

なぜ女子フットサルにこだわるのか

自分の中では本当に頑張っている選手の姿を届けたいという事しか言えないですかね・・・。昼間仕事をして、夜に練習して、土日も活動。体のメンテナンス、食生活をコントロールして、更に練習以外でのトレーニングも。そういう努力を知っているからこそ、自分でできる事があるのであれば、何かしたいと。あとは自分が苦しい時にフットサルに助けてもらったという想いもあります。人生50年以上も生きていれば、いろんな事があります。それでもフットサルと出会えたことで、苦しい事も乗り越えてきたと思っていますし、多くの友人知人に恵まれて人生が豊かになりました。そんな中、現状で自分にしかできない事ではないか、そう考えた時に、それが15年続けてきた取材活動だったという事でした。ですから、もし大手のメディアが女子フットサルを取り上げてくれて、メジャースポーツになれば、私の役割は終わるのだと思います。取り急ぎ2025年女子フットサルW杯までは何とか続けたい、フットサル日本女子代表もできる限り追いかけたいと思っています。

その為、クラウドファンディングのご支援も半端な気持ちでなく、真剣にお願いしています。冒頭にも書きましたが、いろんな意見を持つ方がいるのは百も承知。至らない点も多いですし、顔出しするのも恥ずかしいですが、それが女子フットサルの為になればと思っています。是非ご賛同いただける方は、ご支援いただけるとありがたいです。何卒よろしくお願い致します。

 

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