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【無料記事】トリムカップは走り切った奈良県選抜が初優勝!

日本トリムPresents第15回全国女子選抜フットサル大会、通称トリムカップは奈良県女子選抜が初優勝を飾りました。今回のトリムカップでは混乱を起こした出場資格という部分がありましたが、まずはピッチ上での選手の活躍を伝えたいと思っています。出場資格云々の記事は次回執筆予定です。

まずはトリムカップってどんな大会?簡単に言うと、チーム単位の大会ではなく、都道府県単位でチームを結成し、地域大会、そして全国大会を行う年に1度の大会と考えていただければと思います。正式名称は「日本トリムPresents全国女子選抜フットサル大会」と、大会名称からもお分かりいただけると思います。もっと詳しく知りたいという方は大会前にyoutubeで「トリムカップPreview Show」を行いましたので、是非ご参照ください。

 

この中で「優勝予想」というコーナーもありましたが、正直奈良県選抜の下馬評は決して高いものではありませんでした。これはトリムカップという大会の性質もあると思います。前述のように都道府県大会の選抜大会という事で、毎年どんなチームが作られているというのが分からないという事もありますし、仕事や学校行事の影響で各地域の大会の出場メンバーが、平日初日にそのまま出場するとは限らないという事もあります。ましてや奈良県選抜は初出場という事もありますので、本当に予想しづらかったという面はあると思います。そして大会が始まる前、そして準決勝進出が決まった後でも、奈良県選抜については決して注目度が高い訳ではありませんでした。それは下記のアンケートでも分かります。なんと準決勝進出チームの中では優勝予想が一番低かったチームでした。

それは奈良県選抜のメンバーが他のチームに比べても少なかったという事もあり、疲労の具合を見てという事もあったかもしれません。しかし、奈良県は走り勝ったという印象が強いように感じました。奈良県選抜は前述のように決して多くのメンバーではなく、且つピッチに立つ時間の長い選手が特定されているという面も多く、疲労については非常に気になる点した。しかし、この奈良県選抜に関しては、フットサルとサッカーを並行してプレーしている選手が多く、フィジカル的なベースがしっかりとできていたという点がありました。準決勝では優勝候補最右翼だった経験豊富な兵庫県選抜に競り勝ち、決勝戦になっても、高校生中心の広島県選抜が相手にしっかりと走り切ったという事は賞賛に値すると言っても良いでしょう。

チームのベースとしては関西女子フットサルリーグに所属しているバディフットサルクラブフィオーレ。そこに普段関西サッカーリーグを主戦場とし、全日本女子フットサル選手権に出場するディアブロッサ高田ソヒィーゾ、そしてPettirosso Kashiba Ladiesとったチームから編成されたチーム。ピヴォに配した12番吉田選手、11番我如古選手がそれぞれ違うプレースタイルながら前線でのキープ力を活かし、シンプルに前進。そして空いたスペースにどんどん選手が走り込んでくるというスタイルでした。MVPには決勝戦でのハットトリックの活躍が光った17番の高橋京花選手、敢闘賞には10番の南麻菜選手が選出。それぞれ攻守のキーマンが個人賞に選出されました。この2人はかなりの時間ピッチに立ち続け、豊富な運動量で戦い続けました。両選手共にサッカーチームにも所属しており、今回の奈良県選抜の象徴と言っても良い選手であり、納得の受賞と言って良いでしょう。

 

 

【奈良県選抜濱口和基監督インタビュー】

-トリムカップ全国大会初出場、そして初優勝を決めた奈良県選抜濱口監督に来ていただきました。先程テレビのインタビューもありましたが、優勝の要因は、ズバリどんなところにありましたでしょう。

濱口監督:選手達のポテンシャルが、ものすごかったので、相手は強かったんですけれども、それを上回ることができたことが勝因だったと思います。

 

-印象としては、走り勝ったという印象があるんですがその辺りいかがでしょう

濱口監督:主力の選手は、本当に 出場時間が長かったのですが、それを支える他のメンバーの頑張りもあったと思うので、全員で走り 勝ったという大会でした。

 

- 実際にはフットサルの経験の少ない選手も出ていましたが、チームをまとめるに当たって、どんなことに気をつけましたか?

濱口監督:フットサル経験者が中心となって、そのサッカー経験者達の能力を、最大限引き出せるようにトレーニングしていたので、そのあたりがうまくかみ合って、素晴らしい結果になったと思います。

 

-昨年の 地域チャンピオンズリーグでは奈良のチーム(バディフットサルクラブフィオーレ)が準優勝。全日本では日本リーグのチームを破る等の活躍、そして今回の奈良県選抜の優勝で、奈良県が非常に注目されてるんじゃないかと思います。今後の奈良の活動について聞かせてください。

濱口監督:奈良県はまだまだ 競技人口が少なく、選抜メンバーの中で特定のチームが、ほとんどを占めるので、少しずつ競技人口をを増やして、こういう大会の活動に参加できるようにしたいと思います。

 

 

【大会MVP:17番高橋京花選手(奈良県選抜)インタビュー】

-今大会 MVP、奈良県選抜17番高橋京香選手に来ていただきました。優勝、そしてMVP 受賞おめでとうございます。かなり長い時間ピッチの中にいたんじゃないかなと思うんですけれども、疲れを感じたりしましたか。

高橋京花選手:気持ちが入っていたので、あまり疲れとかなかったかなと思います。みんなが体を張ってってくれていたので、自分も同じように頑張らなくてはいけないと思ってやっていました。

 

-先程監督にも同じ質問をしたのですが、あまりフットサルに慣れてないような選手も多かったと思うんですが、そういった選手への声がけとか、どんなことを心がけていたんでしょうか。

高橋京花選手:戦術的なものはあまり自分もわからないところもあるので、自分としてはここにいて欲しかったとかという声掛けを練習の時からしたり、その休みの時にも動画を送りあって、こういうのをやっていこうという声かけをしていました。

 

-今大会の過去のMVP は、その後多くの選手がフットサル日本女子代表の活動に参加しています。今後のフットサル 活動について意気込みを聞かせてください。

高橋京花選手:予選リーグとかも全然 シュートを決めれなくて 、んなに助けてもらったばっかりだったので、自分の力をもう少しつけて、日本代表目指せると良いなと思っています。 

 

その他の参加チームはどうだったのか、そして予選リーグはどうだったのかと言いますと、やはり各地域の色だったり、構成チームの特徴などが出るなという印象でした。それは改めて別のブログに書いてみたいと思います。ともかく奈良県選抜の選手、関係者の皆様優勝おめでとうございました!

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