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海外ニュースで聞くフットサル日本女子代表の国際大会参加と日程変更について考えてみた

既に情報として捉えている方も多いと思いますが、9/3(日)〜9(土)の予定でタイのコラートで開催されるNSDF Women’s Futsal Championship2023にフットサル日本女子代表が参加する予定という情報が海外サイトに掲載されています。この記事を書いているのは8/11ですが、現時点ではまだ日本サッカー協会からは何ら発表はない状況です。恐らく最終調整などを行っているのだと思われます。大会開催に関する記事のHPを貼っておきます。英文の為、翻訳機能を使用してみると分かりやすいと思います。

 

ASEAN FOOTBALL Facebookページ
https://www.facebook.com/aseanfootball/posts/pfbid034CXas4DqhtAgRR2fE5WNpDA7X2DKMX1SSMbJp8csMvzjdSC3eCqZkUTF4LzUqqCml

 

アジアインドア&マーシャルアーツゲームズの延期の発表があり、「また公式戦が・・・」と思っていましたが、本当にこの国際大会への出場が決定しているとしたら、本当に嬉しい事ですし、代表チームにとっては貴重な国際大会への出場機会となります。アジアインドア延期で危惧するブログを前回書きましたが、このような機会ができた事で少しホッとした気分です。

アジアインドア&マーシャルアーツゲームズ再延期!その多大なる影響とは・・・。

 

但し、既にお気付きの方はいらっしゃると思いますが、実はこの日程は日本フットサルリーグ第9節(9/2〜3)と重複しているのです。「え?どうなるの?」気になっている方もいるかと思います。結論から言うと恐らく、フットサル日本女子代表は国際大会へ参加し、リーグ戦はそのまま開催されるのではと考えています。そのように考えた点としては

・代表スケジュールは関係各所との調整が必要なので、少なくとも一か月程度前にはスケジュールは決まっているはず
・現時点で9/2(土),3(日)のリーグ戦は開催される方向で情報発信がされている
・協会、リーグ、チーム、選手以外からの情報収集

以上の事柄から代表は遠征、リーグ戦はそのまま開催と判断しました。要は既に協会とリーグ・チーム側とで了承されているのではないかと。これらの状況から日本女子フットサルリーグ第9節立川開催については、代表選手がいない状況での試合になるのではないかと考えています。ただこれはチームにとっては非常に痛い問題。この節、フットサル日本代表候補選手を多く輩出する可能性があり、既に上位リーグ入りを決めたバルドラール浦安ラス・ボニータスは試合がお休みで影響なし。ただ他のチームにとっては、上位リーグ争いが佳境に入ってくるリーグ終盤。チームの中心選手である主力選手の離脱は非常に痛いのではないかと考えらえます。それでもOKを出しているとしたら、それは本当にフットサル日本女子代表、そして選手の事を考えた上での苦渋の決断だった事でしょう。今回は戦力ダウンという事だけではありますが、もしホーム&アウェーであった場合に、より興行的な考え方をすれば、主力選手がいなくなる事は収益面でマイナスになるのではないかと思われます。今回開催地である立川にとっても代表選手が招集されてしまうという事であれば、少なからず影響はある事でしょう。

現在サッカーではFIFAが制定する「インターナショナルマッチカレンダー」というものが制定されています。各国がA代表でベストメンバーを組むためにこのカレンダーで各大陸大会や親善試合を開催して下さいというもので、各国はそれを見越してリーグ戦日程を決めています。但しフットサルではこのようなカレンダーがあるという話は聞いた事がありません。もしあったとしたら申し訳ないですが、それだけまだフットサルに関しては未成熟であるからだと認識しています。

(追記)読者の方からのご指摘でFIFA FUTSAL INTERNATIONAL CALENDARがの存在が分かりましたが、女子に適用されるかは現時点で確認できていません。アジアインドア&マーシャルアーツゲームズはこのカレンダーは適用しておらず、日本女子フットサルリーグでは適用していないスケジュールもありました。
https://www.the-afc.com/en/more/news/updates_to_the_fifa_futsal_international_match_calendar_for_2020_and_2021.html

という事は今後もこのような事は女子はもちろん、男子であっても起こり得るのではないかと考えました。もし今後リーグ戦の日程が発表された後に大会参加が決まった際には、代表選手がリーグ戦に出られない事は充分に想定できます。そこで今のうちにそういった事態をリーグ側として考えておかないといけないのではないかと思い、その案を考えてみる事にしました。「単に別日の会場を抑えれば良いのでは?」そんな意見もあるかもしれませんが、地域によっては1年以上前から体育館の使用スケジュールは決まっており、それを調整するには体育館だけでなく、使用予定団体などとの調整も必要であり、イベントで抑えているのであれば、日程変更による損害補償や追加費用を求められる可能性もあります。

また早期割引を見込んで、チームは早くから交通、ホテルなどを予約してあったものの、日程変更でイチから予約を取り直さなくてはならなくなり、費用が増えてしまう可能性もあります。ホーム&アウェーであれば、調整する相手は少なくなるかもしれませんが、セントラル開催であれば、参加全チームとの調整が必要となります。要は会場の確保、日程変更はそれだけ難しいなのだと推測します。

しかしこの日程変更の為のヒントは今季のリーグ戦にありました。

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