なでしこジャパン(日本女子代表)前日練習写真25点 左の切り札・北川ひかる選手(I神戸)投入は? 長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)は東京ヴェルディ開幕戦のような国立競技場の雰囲気に期待(無料記事)
中3日で朝鮮民主主義人民共和国(DPR KOREA)女子代表と再戦
2024年2月27日、東京・国立競技場で女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024最終予選・第2戦(ホーム)の前日会見と前日練習が行われました。天候は晴天。ただし風は強く吹き込むことがあります。
どうしても欲しい勝利のため強引にでも得点を
勝利したチームがパリ五輪に出場します。第1戦はスコアレスドロー。トータルスコア0−0から始まる第2戦です。どうしても先制点が欲しいところです。
藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は、積極的な仕掛けを誓いました。
「サイドの選手と一対一を作れるシーンが多かったので、そこはやっぱり仕掛けていきたいと思います。綺麗な崩しよりも、どこかでこじ開けていくこともまた必要になってくる。一対一のところは逃さず仕掛けに入っていきたいと思います。」
課題の左サイドに切り札投入は?
なかなかチャンスを作れなかった左サイドをどうするか、池田太監督は頭を悩ませているはずです。
切り札として期待されるのが北川ひかる選手(INAC神戸レオネッサ)。大会直前の怪我で合流できなかった遠藤純選手と同じ左利きの攻撃的な選手です。INAC神戸レオネッサでは、主に左のミッドフィルダーを務めています。ベンチから第1戦をどのように見つめていたのでしょうか。
「自分が出場したときに何をできるか考えながら見ていましたし。もっと攻撃的に縦に差し込むところが自分の特徴なので、それは出そうと思っていました。第2戦に出場する機会があれば、そういった攻撃的な部分を積極的にやっていきたいと思います。」
しかし、北川選手がなでしこジャパン(日本女子代表)に参加するのは2022年7月以来。その間、FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023カップもあり、なでしこジャパン(日本女子代表)は強度も戦術も急速に変化を遂げています。戦術的なすり合わせが不足しているため、第1戦での起用が見送られたのかもしれません。
「合わせる時間が少なく、今できることが限られていますが、代表というのはそういう場ですしそれはしょうがない。(呼ばれたのは)初めてではないですし、知っている選手も多いので、(合わせるための)コミュニケーションのとりやすさはあると思います。」
一人でも多くのファン・サポーターに後押しをしてほしい
長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)は、たくさんのファン・サポーターに来場してもらうためXでポストしています。
「Jリーグで東京ヴェルディがたくさんの観客を集めて試合をしていたので、私たちもああいう場で試合をできたらと思います。皆さんに来てほしいです。」
欧州で、たくさんのホーム&アウェイのコンベンションを経験してきました。すでに第1戦でDPR KOREA女子代表は手の内を見せています。第2戦は優位に試合を運べるのではないでしょうか。
「2戦とも同じ相手と試合をするのは日本に有利に働くと思っています。自分自身、わかっている相手の方がやりやすいです。明日はそれをポジティブに捉え、チーム全体で対応力、修正力を存分に発揮して、ゲームの入りからしっかり支配していきたいと思います。」
来場者予想は1万6千人
女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024最終予選・第2戦(ホーム)は東京・国立競技場で28日18時30分キックオフです。当日券は会場販売せずネット販売を行います。職場や学校から国立競技場に移動する途中で購入するとスムーズに入場することができます。スタンドはゴール裏のDPR KOREA女子代表応援席(3千枚完売)を除くと一層のみを使用予定。27日夕方現在で1万6千人の来場が見込まれています。
(2024年2月27日 石井和裕)
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