前線からのプレスを剥がす方法を確認 なでしこジャパン(日本女子代表) パリ最終予選に向けトレーニングキャンプをスタート
パリ行きの切符を賭けた女子サッカー決戦へ トレーニングキャンプはリラックスしたムードから始まる
女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024最終予選は2024年2月24日(土)に第1戦、2月28日(水)に国立競技場で第2戦が行われます。対戦相手は朝鮮民主主義人民共和国(DPR KOREA)女子代表です。ホーム&アウェーの決戦に向けたトレーニングキャンプが2月13日に始まりました。どのようなスタートを切ったのか、選手、監督の声をお届けします。
未だに第1戦の開催地は未定のまま
今回のトレーニングキャンプは第1戦の11日前から始まりました。まずは、選手のコンディションを上げていく作業からスタートです。ほとんどの海外組の選手は未合流。国内組の選手はWEリーグがウィンターブレイクに入っており実戦から遠ざかっていますが、逆に、試合がないことを活かし長期のトレーニングキャンプを組むことができたため、じっくりと整えていきます。ただし、未決定となっている第1戦の開催地によっては、コンディション調整のために期間を短縮して早く出国することも考えられます。 開催地の候補として中国、シンガポール等を推察する声はありますが、まだ、日本サッカー協会は把握できていません。
精力的な動きを見せた上野真実選手(S広島R)
久々の選出となった上野真実選手(サンフレッチェ広島レジーナ)は、怪我で戦列を離れた猶本光選手(三菱重工浦和レッズレディース)と宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド)がプレーしたインサイドハーフでの起用が予想されます。
「驚きもありましたし、嬉しい気持ちもあり、やってやろうという気持ちでいっぱいです。」
報道陣の前に現れた姿は堂々としています。上野選手は、2023−24 WEリーグの得点王争いで単独トップを走る5得点(7節まで)を挙げています。
「久々に選ばれ、もちろん嬉しい気持ちがあります。リーグでしっかりと結果を残しているので、それをこの代表で出していければと思います。前目のポジションはゴールという結果を求められると思います。自分自身もそこを求めてやってきているので、自分のプレーを出せるように頑張りたいと思います。」
上野選手は第19回アジア競技大会(2022/杭州)の決勝でDPR KOREA女子代表と戦い4−1で勝利しています。そして、実はEAFF E―1サッカー選手権2017決勝大会でも対戦しています(2017年はベンチ入りしたもののDPR KOREA女子代表戦では出場なし)。印象はどうでしょう。
「走力、フィジカル面は相変わらず強い印象がありました。自分たちができることは、試合に出場したからこそ感じた部分もありました。自分たちの細かいパスワーク、お互いがつながったサッカーができれば、良い形でゴールまでいけると思うので、しっかり合わせていきたと思っています。」
直近でDPR KOREA女子代表と対戦経験がある5人の選手
今回のメンバーのうち第19回アジア競技大会(2022/杭州)でDPR KOREA女子代表と対戦経験を持つのは古賀塔子選手(フェイエノールト/オランダ)、中嶋淑乃選手(サンフレッチェ広島レジーナ)、谷川萌々子選手(FCローゼンゴート/スウェーデン)、千葉玲海菜(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)そして上野選手の5人です。
中嶋選手は先発出場し80分間プレーしました。
「自分の特徴はドリブルです。前回の大会では自分の特徴を出せたと思います。今回も出せるようにしていきたいです。」
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