2024.02.27

見た目とギャップ　リスペクト溢れる朝鮮民主主義人民共和国（ＤＰＲ　ＫＯＲＥＡ）女子代表リ・ユイル監督が長期の強化合宿実施を明かす　なでしこジャパンと好ゲームの期待

2024年02月27日 20時59分　
カテゴリ：ニュース解説
タグ : アジアの女子サッカー • オリンピック • なでしこジャパン • 女子サッカー

アジアの女子サッカーをリードしてきた朝鮮民主主義人民共和国（ＤＰＲ　ＫＯＲＥＡ）女子代表とパリへの切符を賭け最終決戦へ

女子オリンピックサッカートーナメントパリ２０２４最終予選・第２戦（ホーム）は東京・国立競技場で開催。２８日１８時３０分キックオフです。なでしこジャパン（日本女子代表）は勝てばパリ行き。27日に前日記者会見と前日練習が行われました。

笑顔が溢れる場面もあった朝鮮民主主義人民共和国（ＤＰＲ　ＫＯＲＥＡ）女子代表　リ・ユイル監督の前日会見

シンプルに勝利を目指す池田太監督

なでしこジャパン（日本女子代表）の池田太監督は緊張した面持ちで前日会見に臨みました。

「シンプルに明日の試合に勝利するだけを考え、良いコンディションでメンバー全員で戦える体制を整えられたことを嬉しく思います。国立競技場で多くのサポーターが背中を押してくれると思いますので、皆さんの力も借りながらパリの出場権を勝ち取りたいと思っています。」

なでしこジャパン（日本女子代表）　池田太監督

「出場権の懸かる大きな試合をできることを嬉しく思います。なでしこの躍動する姿で心を動かすことができるアツい試合をしたいと思います。もちろん、その先には、しっかりと出場権を勝ち取るという目標があります。」

日本チームには大変素晴らしい選手が揃っていると話すリ・ユイル監督

第１戦のテレビ中継に映し出されたＤＰＲ　ＫＯＲＥＡ女子代表　リ・ユイル監督に眼光鋭く策士の印象を持たれた方も多かったようです。しかし、国立競技場に現れたリ・ユイル監督は朗らか。報道陣に対し「礼に始まり礼に終わる」紳士でした。

「ＤＰＲ　ＫＯＲＥＡ女子代表がどうしてもパリ五輪に出場したい理由」を問われ、このように答えました。

「理由はどの国も全て同じではないでしょうか。日本のチーム、そして朝鮮のチームともに胸に国旗を掲げて国旗をつけて試合に臨むわけです。言うなれば、国を代表して戦うということで自分の国の名誉のために、ぜひともこのパリ五輪に出場して、自分たちの能力を十分に発揮をしたいという気持ち。それは、皆、同じであると思います。サッカーをやっている者として申し上げますと、こうした大きな舞台に立つことで多くの国々と競い合い、良い成績を残し、たくさんの経験を積むことによって朝鮮のサッカーの未来にとっても非常に重要な経験ができると思っております。どの国も理由は同じだと思います。」