裏PANNA-FUTSAL

アーカイブの重要性。記録、そして映像保存について

昔の日本女子フットサルリーグの映像を見たいな!なんて方いませんか?最近女子フットサルを見出した方はもちろん、去年の試合どんな感じだったのかな?なんて気になる方はいますよね。実は過去映像を見ようと思ったら見れない試合がありまして・・・。今回の記事では過去の映像がどのような形で撮影されていたのか、またどうやって配信されていたのか、現在どのような状況なのかという事をお伝えできればと思っています。

突然ですが、皆さんmycujooというサービスの名前を聞いた事があるでしょうか。サービス開始当初は、オランダ、アムステルダムに本社があり、本格的なビデオカメラや配信用のPCが無くても、携帯電話やタブレットがあれば、アプリを使って試合の配信ができるという画期的なものでした。スタメンも登録する事ができますし、スコアも表示が可能。ボタン1つで得点者がバナーで画面上に表示され、タグをつける事で任意の場面に飛ぶ事ができる等、非常に便利でした。その使用感もあり、世界的にはあまり有名ではないような、いわゆるマイナーリーグ戦などが放映され、日本国内でも、なでしこリーグ、北信越フットボールリーグ等のライブ配信などで活用していました。

過去にITmediaにこのような記事も掲載されていました。

「なでしこリーグ」も配信 世界80カ国を開拓したサッカー無料配信サイト「mycujoo」は何者か
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/12/news033.html

フットサルでは、まず日本女子フットサルリーグが使用し、その後にF2リーグ、そして関東リーグ等の地域フットサルリーグ、男女の地域チャンピオンズリーグでも活用されました。一方でモバイル回線の状況に左右されるという事もあり、会場によっては映像が鮮明ではない事、そしてフットサルはインプレー時のみカウントダウンしていく、プレイングタイムである事からその点では不満があるところでした。但し、その課題を克服する為の本格的な配信も可能であり、特にF2リーグのポルセイド浜田の配信については記事になり、多くの方が知る事となりました。

「見やすい!」「どうやってるの?」MyCujooのライブ配信を劇的に変化させた、島根の高校生たちのお話
https://note.com/futsal_times/n/na3766cb2f63e

 

そのMycujooはELEVENに買収されました。そして2022年9月にDAZNに買収されました。これを知っていた時には「あぁそうなんだ」くらいにしか思っていなかったのですが、これが今回のアーカイブを考えるきっかけになりました。結論から言うと過去のMycujoo、ELEVENの映像見られなくなりました・・・

(残り 1788文字/全文: 2945文字)

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