サッカーの羅針盤

ほぼ公開【マリノス航海誌】浦和戦から見えた座標(1)興梠慎三による変化は想定できた

 

浦和レッズに2−0で勝利し、J1開幕2連勝、スーパーカップから公式戦3連勝となった横浜F・マリノス。順調な滑り出しであることは誰の目にも明らかですが、その中で注目したいトピックに絞って舩木渉記者と対談しました。

 

(1)興梠慎三による変化は想定できた

河治

川崎戦の後だったので、ここでしっかり浦和から勝ち点3を取れるかというところの基準でもあったと思うんですけど。順調な滑り出しと言って良いですかね。

舩木

そうですね。勝ち方は非常によかったと思います。2試合続けて、残念ながらフロンターレ戦は失点してしまいましたけど、個人のミスがきっかけだったので。チームとして大きく崩されている訳ではない。レッズ戦に関しては悪い時間帯が明確にあって。それが後半の頭から20分強ぐらいでしたけど。完全にレッズのペースになった時間帯があって。

河治

はい。

舩木

もしかしたら失点してもおかしくない時間帯をしのぎ切って、自分達から変化を起こして、そこに対応して流れを握り返す。握り返して、最後に追加点まで取って閉めたと。この勝ち方はよかった。やっぱり強いチームの勝ち方というのができるチームになってるんだなと改めて感じた試合でした。

河治

浦和目線で見ちゃうと、デイヴィーというかモーベルグが下がって。後半はモーベルグが右ウイングというより興梠に近いポジションにいることで、興梠が幅広く弾いてポストに入ったりとか、ちょっと弾きながら収めてってやってたので。

舩木

はい。

河治

そのモーベルグがいなくなったことで、関根と大久保で、普通に開いたサイドハーフみたいな関係になってマリノス的にやりやすくなったなって見たんですけど。マリノス側の対応もあったってことでよね。

舩木

そうですね。明確に何かを変えるという訳ではないですけど。ここはしっかり守る時間だよねと。耐えて反撃する道を探っていこうという意思統一ができるチームになってるのかなという気はします。

河治

うん。

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