WE Love 女子サッカーマガジン

「日本国内における女子ワールドカップのファン」は11%の増加 7月と8月の #女子サカマガ(無料記事)

FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023のグループステージで、なでしこジャパン(日本女子代表)は2連勝。無失点の勝ち点6を獲得しノックアウトステージ進出を決めました。この模様はN H K B S1(テレビ)とF I F A+(ネット)で中継され、多くのサッカーファンがFIFA女子ワールドカップの面白さを感じました。

N H Kで行われた定例メディア総局長会見で中嶋太一理事が「“見たい”という声を多くいただいた」と発言したことが新聞で報じられました。WEリーグ・チェアの髙田春奈さんが国内テレビ中継の実現を目指し、クラウドファンディングで資金を募る意向を発表したことをきっかけに、FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023は社会的に注目を集める出来事になりました。そのため、なでしこジャパン(日本女子代表)がグループステージを突破すると、多くのメディアがこれを報じました。先行きが見えなくても「何とか国内テレビ中継を実現したい」という思いでアクションを起こした髙田春奈さんとWEリーグに、改めて感謝したいと思います。

最先端のA Iを活用したスポーツ動画コンテンツの世界的リーダーであるW S C Sportsが発表した調査結果によると「日本国内における女子ワールドカップのファン」は4年前の前回大会と比較し11%の増加が見られるそうです。

2019年と2023年を比較すると全試合を追いかけたと回答した人数と全試合追いかける予定だと回答した人数が11%上昇しました。

W S C Sportsによる調査結果

オーストラリア、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、日本、アメリカの16歳以上1万4千20人を対象にした調査では、全体の50%の人がテレビ放送でスポーツを観戦すると回答しています。テレビの影響力は絶大です。ただし、回答者をZ世代に限定するとYouTubeが41%ととなり、テレビ(34%)を凌駕しています。今大会はF I F A+が全試合を配信しています。モバイル環境で生中継を視聴するファンが増加しています。4年後の大会では、さらに様相が変化しているかもしれません。

今月の #女子サカマガ を振り返る

女子チーム、育成……クラブ全体を見る仕事だったのでこのクラブに来ました 大宮アルディージャ フットボール本部長 原博実さん

「もっとJリーグが主導権を握ってWEリーグの立ち上げをやらなければいけなかった」という原博実さん(大宮アルディージャ フットボール本部長)の思いを引き出した取材記事です。長く女子サッカーに関わってこられた原さんならではの視点で、日本の女子サッカーの課題と女子サッカーに関わる人たちへのリクエストを話していただきました。

FIFA女子ワールドカップ メンバー5人の中高生時代(前篇) 2024年に福島県へ帰還するJFAアカデミー福島から見た女子サッカー(無料記事)

今大会のなでしこジャパン(日本女子代表)の出身チーム(組織)を見ると、最大人数となっているのがJFAアカデミー福島出身者です。JFAアカデミー福島は女子サッカーにおいて多大な成果を生み出していますが、その実態をご存知の方は少ないです。そこで、関係者へのインタビュー取材を行い、JFAアカデミー福島の何が選手を育てるのかを明らかにしました。JFAアカデミー福島が大切にしてきたのはフィロソフィーです。

スペインから千葉Lに吹く追い風 WEリーグを変える期待の若き指導者 ビジャレアルCFのメソッドを浴びたイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ ヘッドコーチが逆襲を誓う

なでしこジャパン(日本女子代表)はグループステージの第3節でスペイン女子代表と対戦します。そのスペインからやってきた指導者について取材しました。イスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョさんがジェフユナイテッド市原・千葉レディースのヘッドコーチに就任しました。現場で感じたイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョさんの指導法と、その背景をよく知る佐伯夕利子さん(ビジャレアルC Fフットボール・マネージメント部)にお聞きしたお話で記事を構成しました。イスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョさんは来日前に佐伯さんから日本の女子サッカーについて聞いていました。2023−24シーズン新体制発表会見の質疑応答で佐伯さんの名前を出すとイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョさんは表情を緩めました。二人の関係がうかがえるシーンでした。

これは知らなかった 開幕!FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)の記録 最多得点者は?退場者数は?丸山桂里奈さんの持つ記録は?

中国で行われた第一回大会での全敗から始まったFIFA女子ワールドカップでのなでしこジャパン(日本女子代表)の挑戦を数々の記録から振り返りました。あの丸山桂里奈さんの個性が際立つ記録も紹介しています。最多得点記録は、最年少ゴール、最年長ゴールも記録したあのレジェンドが保持しています。

ファッション・ブランド等に続々と起用されるスター選手たち FIFA女子ワールドカップで注目 その生き方・志への共感が拡大

世界各国でファッション・ブランドをはじめ、さまざまな企業や団体のキャラクター、アイコン、アンバサダーに起用される人気女子サッカー選手を紹介しました。特に注目していただきたいのはトリニティ・ロッドマン選手です。N B Aのレジェンドであるデニス・ロッドマンさんを父に持ち、恵まれた身体能力を生かしたしなやかなフォームによる前進力が魅力です。ユニフォームの着こなしが美しいです。

次月の #女子サカマガ をご紹介

このような記事を予定しています。一部をご紹介します。さらに、FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023の準決勝、決勝を含むオーストラリアからの記事を概ね6本予定しています。シドニーからお届けします。次月も #女子サカマガ をよろしくお願いします。

⚫︎味の素フィールド西が丘周辺の東京陸軍兵器補給廠線跡から感じる戦前・戦中・戦後
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⚫︎FIFA女子ワールドカップ壮行試合・MS&ADカップはなぜ成功したのか
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