裏PANNA-FUTSAL

4か国トーナメント、ポルトガルに初戦0-5と惨敗

3/16(土)〜19(火)にポルトガルで開催される事となった4か国女子フットサルトーナメント。この大会には地元ポルトガル、ブラジルは南米女王、スペインは欧州女王、そして地元ポルトガルは欧州No.2という強豪国。ここに日本が出場できる事は、非常に重要な機会。2025年に初開催が予定されているフットサル女子W杯を見据えて世界の中の日本の立ち位置が試される大会と言っても良い。

フットサル日本女子代表ポルトガル遠征メンバー

 

日本は国内で1セッションを終えた後に、ポルトガルへ出発。スペインリーグで活躍する四井選手と合流し、1試合のトレーニングマッチを含めて6セッションを実施。初戦のポルトガル戦へ準備を進めた。 

立ち上がり、トレーニングマッチで懸念されていた、試合序盤の不安定さは見事に修正。日本はしっかりとプレスをかけて、ポルトガルを押し込む。そのすきを狙ってピヴォへ長い縦パスを入れると、そのピヴォがしっかりとボールをキープ。一気に日本のプレスラインが下げられてしまう。しかし日本の献身的なプレスで相手陣地でのボールを奪取からシュートまで持ち込む場面も作り、決して悪い入り方ではなかった。しかし先制点は開始6:54にポルトガル。中盤の右サイドで11番筏井選手が激しくプレスから「ファール取られたか」そう思った瞬間にゴール前に斜めのパスが入り、GK11.ができ、これをポルトガル10番のマリア・パレイラに決められた。すぐに反撃に出る日本はこの後江口選手をピヴォで起用、これにより前線での起点が作れ、シュートパターンの多い江口選手の個性が発揮される。惜しくもシュートポストを叩く場面もあり、失点した日本だったが、勢いを失っていなかった。

しかしポルトガルに追加点が入る。撤退局面から自陣左サイドへ追い込み、深い位置からリターンしたシュートをブロック。しかしこぼれの浮き球を14番リディア・モレイラがボレーで合わせて2-0とポルトガルが2点差とする。日本は第1ピリオド2点は取られたものの、全く悲観する内容ではなく、想定の範囲内ではないかという内容に感じた。

 

2ピリオド序盤、日本は第1ピリオド立ち上がりは順調。交代の時間を短くし、2分経たない内に交代をしていく。第1ピリオドでピヴォのキープ力に悩まされる事の多かった日本のフィクソ陣が徐々に対応に順応。余裕を持ったキープという場面を少なくすることができていた。しかし3313、中盤でのサインプレーの乱れから4番アンジェリカ・アルヴェスにGK11の場面を作られ、失点。この点でポルトガルが少し楽になったか、頭上に浮かして相手を抜くシャペウやまた抜きを見せる場面もあり、ポルトガルに少し余裕が見えるようになる。日本はトランジションから素早い展開でポルトガルゴールに迫り、決定機も演出するが、チャンスを活かす事ができない。するとポルトガルは左サイドのこーなキックから11番カロリーナ・ペドレイラに左足シュートを決められ、4-0。日本はパワープレーは行わず、最後まで攻め続けるが、残り0:32でカウンターを受け失点。0-5と地元ポルトガルに惜敗という内容になった。 

<以下寸評>

日本はマンツーマンの守備で臨んだが、プレス回避の場面でかなり走らされた印象がある。

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