裏PANNA-FUTSAL

フットサル日本女子代表、大会参加の意義を振り返る

NSDF WOMEN’S FUTSAL CHAMPIONSHIP2013、フットサル日本女子代表は4試合4勝、得点30点、失点3という成績で優勝を果たしました。1試合平均7.5得点、失点1失点未満という成績は充分過ぎる成績と言って良いでしょう。正直言って今大会は危なげない戦いぶりと言っても良く、決勝のタイ戦は先制こそされたものの、落ち着いた戦いぶりに日本の頼もしさを感じた程でした。今回のこの大会参加の意義を少し考えてみたいと思います。

まずは、この大会については少し紹介しましょう。今回タイのNSDF(国家スポーツ基金)というファンドを活用して開催された大会であり、今回のような国際大会はもちろん、国内の大会にもこのファンドを活用している情報がウェブサイト等で確認できます。2023年3月に男子のフットサル日本代表も同じくタイで行われた同大会に参加し、準優勝と言う成績を残していました。この大会がいつ企画されたのかは不明であるものの、アジアインドア&マーシャルアーツゲームズの延期が決まって、公式戦参加の機会を失っていたフットサル日本女子代表にとっては渡りに船でした。パンデミック等の影響で、2018年5月のAFC女子フットサル選手権以来の公式戦でもあり、同じタイで開催される予定のアジアインドアの予行演習にもなります。なにより貴重な複数国が参加する国際Aマッチの機会を得る事ができました。

この大会で得た事はいくつかあると思いますが、まずは経験という側面から見てみましょう。今大会出場の大会前までの代表キャップ数を調べてみました。

(残り 2085文字/全文: 2748文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ