サッカーの羅針盤

【浦和を語ろう】[特別コラム]浦和レッズ躍進の鍵を握るインサイドハーフの得点力。序列を変えうる有力候補を探る。

 

浦和レッズはここまで開幕4試合を終えて1勝2分1敗の勝ち点5で、12位となっている。ペア=マティアス・ヘグモ監督が就任して1年目とはいえ、天皇杯の出場資格が無く、アジアの戦いも無い中で、リーグ戦に集中できる状況を考えると、よう滑り出しとは言えない。しかしながらへグモ監督が「1月にスタートしたときと今とではトレーニングで決まる得点の数も変わってきています」と主張するように、4ー3ー3のベースに関しては組み上がって来ていることをポジティブに受け止めていいるようだ。

ただ、その中で課題と言えるのがインサイドハーフの得点力の部分。浦和では「シャドー」と呼ばれることも多いこのポジションに、ヘグモ監督はシーズン10得点を求めている。しかし、ここまでこのポジションの選手からは1点も生まれていない。4ー4となった湘南戦も、得点者はFWの興梠慎、本職はウイングながら、この試合で途中からセンターフォワードに入った松尾佑介、右ウイングの前田直輝、そしてアンカーのサミュエル。グスタフソンだった。

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