祝代表招集・復刻版【現地取材】メンバー外から代表エースへ!小川航基はオランダで奮闘中(前編)自分はゴール前で力を発揮するストライカー
小川航基選手がついに”第二次・森保ジャパン”のメンバーに招集されました。二次予選突破がかかる北朝鮮とのホーム&アウェーに向けて、大活躍に期待のかかるストライカーを昨年オランダで現地取材した時の声を復刻版としてお届けします。
オランダ1部NECナイメヘンのFW小川航基はU-22日本代表MF斉藤光毅を擁する首位のスパルタに挑みました。ともにスタメン、現地でも”ダブル・コウキ””コウキ&コウキ””コウキダービー”といった声が聞かれた両雄の対戦。小川を起点とした攻撃のセカンドボールからボランチのディルク・プロペルがミドルシュートを決めて先制しましたが、小川が下がった直後にPKを決められて、1−1の引き分けに終わりました。
シーズン3得点目こそならなかったものの、守備のタスクやポストプレーで存在感を出しながら、ゴール前で一瞬フリーになり、味方からのクロスが合えば1点というシーンが目につきました。
小川航基に試合の振り返りからオランダでの奮闘、今回は選ばれなかった日本代表に対する思いなどを聞きました。
【前編】自分はゴール前で力を発揮するストライカー
ーー今日の試合を振り返ると?
まあ苦しい時間帯が多くて、なかなか攻撃の形だったりとか、ちょっと糸口っていうところがなかなか見つけられないまま、90分間終わってしまったなっていうようなイメージ、で、相手の隙を突いて先制できて、それでも勝ち点1取れたのは、チームにとってもこのアウェーで、今首位でしたっけ、4試合終わってってところですけど。
まあ勝ち点1、アウェーでってところで、悪い結果ではなかったんじゃないかなというふうに思うので。それよりもっと攻撃の形だったりとか、味方をもっと知るっていうところ、もっと僕の動き出しを見てもらえるような形っていうのをもっと出していければなと思っています。
ーー航基選手は駆け引きもしていたが、なかなかボールが出てこなかったり、11番とのタイミングも合わなかったりした?
そうですね、結構合わないシーンが、練習からでもそうですけどあって。そこのところの何だろう、日本人と南米の選手もいるし、オランダの選手だったりとか。タイミングだったりとか、ちょっとわからない部分がやっぱりまだあるんで、まだ1ヶ月2ヶ月ってところなので。
日本でもなかなか最初からフィットするってのはなかなか難しいところだと思うんで、もっともっと絶対、良くなると思うし、ただ、開幕2試合で2ゴール取れたっていうのは、合わないなりに、チャンスがないなりに、数字がついてたところだと思うんで、もっともっとこれからチャンスを増やしていければなと思います。
ーーゴールシーンは小川選手が深みを取ってセカンドをプロペルが決めたが、ああいう形で間接的に貢献している?
その前に起点になったのも多分、起点っていうか、ボールを失わずに自分たちのボールにしてというところも、たぶん監督も見てると思います。結構ボールをキープするところだったりとか、前線で起点になるところとかは言われている。
結構ロングボールだったりとか無理なボールとかもボンって来たりするので。それをどうにかしろっていうスタイルなのかなと思う。それを言い訳というか、そんなボールっていうんじゃなくて、しっかりと自分に目を向けて、どんなボールでもしっかりと自分たちのボールにできるってことをこれから続けていければ、自分自身、成長に繋がるなって。ここから成長できていければなと思います。
ーーポストプレーと言ってもペナ幅を守りながらやっていた?
そうですね、そこはやっぱり、ここ最近めちゃくちゃ意識していて。ペナ幅からあんまり動かないってところ、やっぱり自分はゴール前で力を発揮するストライカーだっていうところで、しっかりとそこだけは忘れないようにいつも気をつけてます。
ーーオランダは大きなせンターフォワードを置くのが普通だが、入ってすぐセンターフォワードのポジションを取れてるのはかなりいいスタート?
そうですね、どのチームもなんかデカいやつ、めっちゃ1トップに置く中で、だからこそやっぱり監督もキープするところを求めてると思うし、ただ、キープの形っていうのは別にデカいやつだけがキープできるわけじゃないし、体の当てるタイミングだったりとか、タイミングで受けて相手とブレずにキープする興梠選手みたいなタイプも全然いるし、そういったところで違いを出していければなって思ってます。
ーー下がって3人くらいに囲まれながらも粘ってキープしていたが、このリーグでのキープの仕方のコツみたいなことは理解できた?
そうですね、やっぱりガッと来るので。頭ごなしに突っ込んでくるというか。日本だったら、ちょっと引いて体を当てられないようにとか。今まだ4試合ですけど、結構、前には強いので、そこをポンと当てれば自分のものにできるなっていう感覚はある。今後もそこを自分にフォーカスしてやっていきたいなと思っています。
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