サッカーの羅針盤

【磐田の歓喜】スーパータレント平川怜はジュビロに何をもたらすのか(1)大木監督との出会いが覚醒させた

 

ジュビロ磐田は平川怜の完全移籍での獲得をリリースしました。

2000年生まれの平川はFC東京のアカデミーで育ち、1つ下の久保建英も認める才能で、2017年のU−17W杯にも出場しました。そこから壁にあたり、鹿児島、松本と期限付き移籍を経験するも、なかなか飛躍できないままロアッソ熊本へ。

そこでの大木武監督との運命的な出会いが平川を大きく変えました。ショートパスを素早く回すスタイルの司令塔として輝きを放ち、2年目の2023シーズンは自分から立候補してキャプテンマークを巻きました。そして7得点9アシストを記録。天皇杯ベスト4の立役者となった平川はJ2のベスト11に選ばれました。

直接対決では再警戒の選手であることを横内監督も認めた平川が、ジュビロにどういった効果をもたらすのか。

 

 

河治

平川はジュビロでどう生きそうかね。

元川

大木さんのところに行って、今までと違った役割を与えられて。攻撃のセンスを生かせる前向きな役割でプレーしてたから。それでベスト11にもなれたんだよね。だから松本山雅の時みたいに使うならダメだと思う。

河治

ダメっていうか松本山雅で当時の名波監督が粘り強く使って、ボランチとしてはパッとしなかったけど、あそこで守備の部分はだいぶ改善されたことが、熊本で前目のポジションでも生きたかなって。

元川

そう思いたいけど、試合に出続けたからね松本では。それは大きいと思うけど、平川のパフォーマンスが原因で負けた試合とかあったから。これまでできなかったことを熊本で何を改善したか。ただ、大木さんはああいう選手を使えない監督が悪いって言ってから。そういう意味では横さんが平川をどう使うかってなるわけで。ボランチで普通にデュエルとか求めて、平川の足りないものをよくしようって、そういうことしてたら頭打ちになるリスクもあるから。

河治

まあ、そうだろうね。

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