サッカーの羅針盤

【マリノスの羅針盤】舩木記者と語る総括と展望(1)新加入選手のハードルは上がっている

2023シーズンはJ1の2位に終わった横浜F・マリノス。二連覇こそなりませんでしたが、常に目標とされる状況で全力を尽くした結果でもあります。ただ、次のサイクルで競争を勝ち抜くために、どう言ったことが鍵になってくるのか。2023シーズンの総括と先への展望を「蹴鞠のトリコ」でお馴染み、マリノス番の舩木渉記者と語りました。

 

(1)新加入選手のハードルは上がっている

河治

マリノスにとっては2位って客観的に素晴らしい結果だけど、当事者的なところで言うと悔しい方が大きいシーズンだったのかなと見てますけど。

舩木

そうですねえ。選手たちは誰一人、満足していないというか。2位に満足しなくなったなというのが感じているところです。優勝できるチャンスがあったのは間違いないし、本来なら十分に優勝できる力があったと思いますけど正直、色々ありすぎたなって。

河治

まあねえ。

舩木

外側の視点というか冷静になってみると、よくやったなというのがシンプルな感想です。

河治

戦力的なところとか、前の外国人トリオが注目されたりはしたけど、抜けた戦力の所が地味に痛いんだろうなって。そこの選手層みたいな所が、終盤のところでパワーをかけきれない原因だったのかなって。

舩木

まず前提として言うと、昨シーズンのMVP、それから4年前のMVPの選手が抜けてるわけですね。さらに二桁とっていたレオも抜けたと。それから開幕直後に高丘、ベスト11の選手が移籍してしまった。これだけレギュラークラスが半分近くいなくなった状況で、獲得した選手たちの加入時点でのスケールダウン感はどうしても否めない。

河治

そうですよね。

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