サッカーの羅針盤

【コンサタイム】[舩木渉コラム]マリノス戦から馬場晴也が思い描くコンサの道(前編)決められるところで決めないと、こういう試合になってしまう

北海道コンサドーレ札幌は横浜F・マリノスに4ー1で敗れました。前半には多くのチャンスを作りながら得点できず、前半19分に宮市亮のゴールで先制したマリノスは札幌の攻撃に耐えながら、杉本健勇とエウベルによる追加点で3−0に。札幌は後半アディショナルタイムに田中駿汰が一矢報いますが、最後はマリノスが植中朝日が4点目を決めました。

4試合を残して降格の可能性もある中で、アジア大会でキャプテンを担い、準優勝を経験した馬場晴也はマリノス戦の結果をどう受け止め、コンサの道をどう描いているのでしょうか。”マリノス番”として6度の札幌戦を見届けてきた舩木渉記者がまとめました。

 

取材・文 舩木渉

 

前編:決められるところで決めないと、こういう試合になってしまう

 

北海道コンサドーレ札幌の選手たちは試合後、同じような感想を口にした。

「決め切る力に差があった」

今季6度目となった横浜F・マリノスとの対戦は、1-4での敗戦に。対戦成績では33敗と互角だが、札幌の選手たちが感じていることは5度目の対戦時と同じだ。

試合展開にスコアほどの差はない。21日の試合に関して言えば、札幌のゴール期待値は「1.48」で、マリノスの「1.32」を上回っていた。シュート数も札幌の方が多い。それでも結果に3点差がついている。「決め切る力」に差があるという実感は、スタッツにも表れていた。

(残り 1162文字/全文: 1751文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ