サッカーの羅針盤

公開記事【磐田の歓喜】横内監督に聞く大宮戦:本当に強いチーム、集団は踏ん張れる

ジュビロ磐田は大宮アルディージャに後半アディショナルタイムの失点で1−0の敗戦を喫しました。多くのチャンスを作りながら仕留めきれず、最後にホームの大宮に勝点3を掴み取られてしまった事実を横内昭展監督はどう受け止めているのでしょうか。

 

横内昭展監督

2000人以上、スタジアムに駆けつけてくれたサポーターの皆さんに勝利を届けられずに申し訳なく思ってます。前半は我々が準備してきたことがたくさん出せたと思ってますが、なかなか取れず、後半我々時間も長かったですチャンスあっ。ただ、完結できずにあの時間帯まで来たっていうのが我々にとっては課題の残るゲームで。失点に関しては映像も観ながら反省したいと思っています。

ーー今日は内容から観たら、ルヴァンは置いておいて、リーグ戦4試合の中でも一番、横さんが目指しているサッカーを見せたのかなと思う中で、こういうJ2の怖さを思い知ことになった?

サッカーはこういうことが起こりうることは重々、私もわかってますけれども、本当に強いチーム、集団というのはそこでなんとか踏ん張れると僕は思ってる。そこを踏ん張りきれないというのが我々の課題ですし、現在地かなと思います。

ーー交代で入ってくる室井選手や河田選手が出してくる、スタメンとのちょっとした違いのところをパッと切り替えて、対応する難しさを改めて。コーチングスタッフが情報を入れていても、いざピッチに立つと難しいというのもアップデートしていかなきゃいけない?

そうですね。そこに関しては僕らもアプローチしてますけど、うまく行くかは試行錯誤しているのが正直なところです。

ーー踏ん張りきれない課題を受けて、試合後に選手にどんな言葉を?

内容は我々、内容というか本当に合わせる時間がなくて、それでもこの大宮戦に向けて、我々がやろうとすることをピッチで表現してくれたというのはすごく評価してると。ただ、そういうところでチャンスもたくさん作って決めきれないというのが、今の我々の課題でもあるし、現在地。

そこで勝ちきれないで、最後にやられて落とすというところが我々の現在地ですよと。ただ、しっかり顔を上げて帰ろうと。全てがネガティブ、悪いわけじゃない。確実に積み上がってきてる部分はあるので、それを我々から手放す必要はない。

ーー中川創選手は退場シーン以外は素晴らしかったが?

本当にいいプレーをしてくれましたが、あのワンプレーで退場になるのがサッカー。ただ、あの退場が原因で失点したとは僕は思ってません。もちろん一般的に退場というのはチームにとって痛いですけど、これも彼にとったら良い経験で、必ず次につながると思います。

ーー針谷選手が遠藤選手と同じく攻撃でクリエイティブだが、中盤の守備のところをどう考えていますか?

守備のところは二人ともタスクを求めてますし、もちろん強度で言うとひょっとしたら、一般的な選手より低いって観られてるのかもしれませんけど、彼は練習からそう言うところで我々に強度を見せてくれてますので。守備に関して僕がどういう言うことはないです。逆に彼の本当の攻撃の良さはもっともっと出してもらいたい。

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