サッカーの羅針盤

【鹿島戦記2022 vol.6】上田綺世の言葉から解く、レネ・ヴァイラー監督が選手に求める基準

©KASHIMA ANTLERS

鹿島アントラーズはレネ・ヴァイラー監督がチームに同流して、初めての試合となったルヴァン杯の大分戦で3−3の引き分け。スタメン起用された染野唯月が得点を決めるなど、個々の収穫はありましたが、荒れ模様のゲーム展開になったのは大きな理由があると思います。

これまで岩政大樹コーチが”監督代行”としてキャンプからのチーム作りに加えて、対戦相手の分析を踏まえたゲーム設計をして来たことが、順調な滑り出しに導いて来たと考えられます。しかし、レネ監督が合流して1日で大分戦となったため、相手の分析や対策よりも自分たちが監督の要求したプレーを出してみるということにフォーカスしていたわけです。

実際、タグマの専門サイトである「GERマガ」の田中滋さんのそれに関連した質問に対して、上田綺世は「大分戦の前日がレネさんの初めての練習だったので、レネさんが求めることを表現したかった」と回答していました。

つまりリーグ戦も含めた今後の試合でレネ監督がどう試合に向けて準備して行くのかは今後の試合を観ながら、会見で聞いて行くしかないということになります。それでもレネ監督が選手に何を求めているのかは大分からも垣間見られました。

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