サッカーの羅針盤

【ジュビ論】なぜ左利きの清田奈央弥が右ボランチなのか

ルヴァン杯のグループステージはチームのいろいろなトライが見られる場所です。

それはアルベル監督が率いるFC東京もしかりで、エンリケ・トレヴィザンの退場によりセンターバックが不足すると、ユース所属の17歳の東廉太が投入されて、年齢に見合わない獅子奮迅の守備でジュビロのゴールを阻みました。

ジュビロも本職MFの鹿沼直生がリベロを務めたり、吉長真優や古川陽介などリーグ戦ではまだ出番の無い若手が躍動したり、公式戦でこれだけ色んなトライができることは素晴らしい環境だと思います。

そうした中で興味深かったのが中盤の構成。FC東京戦は上原力也と左利きの清田奈央弥が2ボランチを組んでいました。そこに鹿沼がフォアリベロ的に上ることで、ビルドアップ時は事実上の3ハーフのようになっていましたが、清田が右側にいることに少し違和感を覚えた人もいるかもしれません。

もちろん、この配置には戦術的な狙いがあります。

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