【維新の風】残り6試合。なぜ霜田正浩監督は今マンマークを採用しているのか?
レノファ山口は現在22位。しかも、ここ最近5連敗で、残り6試合というところに来ています。もちろん降格は無いシーズンですが、結果を見れば批判的な見方どころか、否定的な声があっても仕方がない状況にあります。
それでもクラウドファンディングでも多額の金額が集まるなど、ファンサポーターの期待や愛情が大きい中でレノファ山口がどう強くなって行くべきか。終盤戦の最中にある霜田正浩監督もそこは強く感じながら現場に立っているはずです。
ここ最近、守り方に変化が出ています。マンマークの要素が強まり、高い位置から人に付いていく守備を導入し、相手のサイドバックが上がった時にはウィングの選手が付いていくという形を取っています。
霜田監督が技術委員長をしていた時のハリルホジッチの戦術に似ているところはありますが、オールコートのマンツーマンという訳ではなく、ラインコントロールを支えに、フォーメーションの大枠は固定して受け渡しをしながら人に付くという形が見られるようになりました。
その意図に付いて霜田監督に聞きました。
ーー千葉戦のように、マンマーク気味に行った時にロングボールを蹴ってくる相手に対してセカンドボールが生じるとズレが起きるというのは想定できる話ですけど、継続的にやっているのは対戦相手の特徴が変わる中でもここ最近継続している理由は?
もちろん相手のシステム、相手の攻め方、うちの選手のキャラクターを含めて、いろんな守備を使い分けられるのが一番理想なんですけど、今は相手のリズムでサッカーをやらせたくないのが1つ、自由に相手にボールを回されて自分たちの時間が少なくなってしまうとどんどんネガティブになってしまうところがあるので。
どうやって選手を戦わせるかというところを考えると、やっぱり肉体的にハードになっても、マークのズレが生じることがあっても、ちょっと守備も攻撃的にアグレッシブにやらせたいなと。
ブロック作ってゴール前に人数を固めてっていう人海戦術をすれば失点も減るんでしょうけど、なかなか相手からいい形でボールを奪えないというところもあるので。僕らはどうやって相手からボールを奪うのか、奪ってからどうやって攻めるのかということからスタートしているので。
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