【古都の紫炎】昇格内定 ”京都のハメス”中野桂太のビジョン。スペインは夢だが、サンガを日本一にしたい。
「ハメス・ロドリゲスにプレースタイルがそっくり」と加藤久 強化育成本部長が推す中野桂太
11月21日(土)、京都サンガF.C.U-18所属 中野桂太のトップチーム昇格内定発表記者会見が行われた。
出席した京都サンガ F.C.山道守彦強化部長は「キャプテンシー、寮における感染対策の努力、そういう人間性も含めて高く評価した。その中で彼のパワフルなプレーと左足の強烈なキック、代表カテゴリーの活躍などを見て非常に可能性のある選手と判断した」と昇格の理由を説明した。
中野は昨年のU-17W杯では“02ジャパン”のメンバーとして西川潤や若月大和、藤田譲瑠チマと多彩な攻撃を披露。特に左足を自在に操るドリブルは明確なアクセントになっていた。
本田将也育成部長は彼の特徴を「ピッチのどこからでもゴールを狙う意識と高い決定力を誇るレフティ。
直接FKの精度も高く、セットプレーにおいても相手に脅威を与えられる存在。今シーズンはキャプテンも務め、コロナ渦の難しい状況でも人間的な成長を見せてくれた」と紹介した。
10月16日付けで就任した加藤久強化育成本部長は「育成のグラウンドを見に行ったときに『ハメス・ロドリゲスがいる』と思った。プレースタイルがそっくりだった」と、初めて中野を見たときの強烈なインパクトを語り、『ゴール前でコロンビアの英雄のようなプレーを期待している』と続けた。
ハメス・ロドリゲスと言えば、2014年W杯でコロンビア代表としてセンセーショナルな活躍を見せたスーパースターの一人。高度なテクニックと誰も予想できないようなファンタジー溢れるプレーを持ち味としている。
中野は「小さい頃、西京極でサンガの試合を見て、プロサッカー選手になりたいと思って今まで練習に取り組んできた。お世話になった京都サンガを日本一のクラブにし、サンガから世界に出ていける選手になります」と挨拶した。
続く報道陣からの質問に丁寧にハツラツと答えた。
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