【代表通信】”日々必死”の長友佑都：３バックは新たな競争やオプションを生み出す

2020年11月15日 10時24分　
カテゴリ： サムライ航路 • 代表の羅針盤
タグ : pickup • 日本代表 • 長友佑都

パナマ戦で３バックの左ウィングバックとして先発した長友佑都。慣れないシステム、対戦相手の奮闘もあり、前半はなかなかリズムに乗れませんでしたが、遠藤航が中盤に入った後半は日本に流れを引き戻し、原口元気と交代しました。

「前半はちょっと上手くいかない部分がたくさんあったかなと思うんですけど、時間がたつにつれてよくなって、結果的に無失点、そして勝ち切ったというところはすごくよかった」

そう振り返る長友は損な役回りと言えたかもしれませんが「いや、もう僕個人としては全然ですね」と認めます。

「まだまだ本当にコンディション自体も上げないと、代表で試合に出ることが目標じゃないので。ワールドカップで勝つことが目標なので、そうなってくると自分自身のコンディションもそうだし、パフォーマンスもそうだし、客観的に見れている部分もあるので、いまのコンディションでは上げないと難しいと正直、感じていますね。それは体調面もそうだし、所属クラブで試合に出ることもそうだし、上げていかないと厳しいですね。やっぱりあいう状況でもサイドで自分自身が１対１で相手を剥がせたり、１対１で勝っていくとチャンスを個人で作れていくと思いますので、それができなかったのは自分自身の課題を大きく感じています」

内田篤人、中村憲剛と代表で苦楽をともにして来た仲間が次々と引退、今季限りでの引退表明など、だんだん寂しくなっていく中で「もう日々必死なので、長友は。日々必死に自分自身もそうですし、いま厳しい環境に挑戦している」と語り、自分に精一杯であることを前置きしながら中村憲剛という盟友の引退について「カッコいい引き際といいますか、辞め方だなというのは思いますね。素直にカッコいい」と語りました。

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