サッカーの羅針盤

【山雅探報】元川悦子と激論。柴田新監督で松本山雅の何が変わったのか:本論④選手の良さが出やすい配置にしたのは間違いない

布啓一郎前監督が解任。強化部長から内部人事で就任した柴田峡監督のもと、松本山雅は強豪の徳島ヴォルティスに挑み、アウェーで勝ち点1をもぎ取りました。長年、松本山雅を観続けている元川悦子記者は柴田山雅の初陣をどう観たのか、激論まじりに聞きました。

序論(公開記事)

本論①とにかく失点が多すぎたから、なんとかしなきゃいけなかった

本論②布体制が可哀想だった要因

本論③あの得点シーンは布さんが残した財産

河治 球際に強くと言うのは柴田監督が初采配に臨むにあたっての明確なトピックとしてあったと思うけど、もう1つ思ったのは素直な起用法というか、例えばレフティーの山本龍平が順足の左サイドで出た。彼はもともと高校から順足側のクロサーで、大宮戦で初めて布さんに起用された時に右サイドだったけど、実はほとんどやったことないって語っていて。

元川 そうだよね。四中工で左だったと思う。

河治 それが無理やりカットインとかしようとしてたけど、うまく行かなかったみたいで。そんなのしたことないよみたいな。

元川 右になってたもんね。

河治 柴田さんは素直に、もちろん戦うという基本はあるけど、徳島が相手でも中美の使われ方もそうだけど、その選手の特徴が素直に出る配置だったと思う。

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