サッカーの羅針盤

【選手ストーリー】FC東京 背番号1 GK児玉剛 第3話[山形で巡り合った縁]

京都、愛媛、山形とクラブを渡り、2019年、FC東京へ完全移籍。

プロになって11年目。

ポジションはゴールキーパー。

32歳、児玉剛の今。

Jリーグ再開が待たれる中断期間、児玉はいつもと変わらず、ゴールキーパー練習を終えたあと、室内で入念な筋トレをこなし、あがってきた。児玉はケガなく2020年シーズンを迎えた。

第3話[山形で巡り合った縁]

次の年、児玉は愛媛で起用し続けてくれた木山隆之監督に誘われ、モンテディオ山形へ移籍することを決めた。

「3年愛媛でやって、もっと上のレベルでやりたい、っていう気持ちがあった」

 

児玉は山形でもすぐにチームに溶け込み、開幕から正GKに起用される。

2017J2開幕戦、相手は古巣・京都サンガF.C.。京都のホーム・西京極で、児玉がゴールマウスを守る山形が勝利を挙げた。

だが、1年目、そして、2年目、J1昇格プレーオフ圏内にはなかなか入れず、児玉は山形で2年、56試合に出場。

「山形はJ1に上がることを目標にしているクラブだったから、J1に行きたかった……

よかったのは、天皇杯で準決まで行ったことかな」

 

2018年、山形は天皇杯でベスト4入り。

天皇杯ラウンド16(4回戦)が、のちに児玉のサッカー人生を動かす。 

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