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日本の女子サッカー市場に大きな可能性 スカイライト コンサルティングがスペイン企業4―Footballと業務提携契約を締結(無料記事)

バルセロナと東京を結び日本の女子サッカーを支援

スカイライト コンサルティング株式会社は、バルセロナでサッカーコンサルティング事業を展開する4―Footballとの業務提携契約締結を発表しました。これによりコンサルタントが欧州に常駐し、欧州の最新の状況を把握。欧州と、日本を含めたアジア各地でのサービス提供を拡大していく考えです。

女子サッカーに係るビジナス拡大は重要なテーマ

スカイライト コンサルティングは、2023年6月に原宿で日本初の女子サッカーをテーマにしたビジネスカンファレンスである Women’s Football Industry Conference 2023を開催しています。そのときパートナーとして共同開催したのが4―Footballです。 

WEリーグ チェアの髙田春奈さんも登壇したWomen’s Football Industry Conference 2023

日本市場の可能性に注目する4―Football

代表取締役の羽物俊樹さんは、今回の提携の意義を次のようにコメントしています。 

「今回の提携を通じて、弊社の持つ知見に、4―Footballの持つ、ユース世代や女子サッカー、スポーツテックの知見と、(グループ企業の)MBPの持つフットボール領域のコンサルティングの知見が加わります。これにより、性別や年代、国籍や人種を超え、多角的・多面的なサービスをグローバルに提供してまいります。」 

6月に来日し登壇している4―FootballのCEO アルベル・バルボナ・アスコナさんは、日本市場の拡大に期待しています。 

「日本は重要な市場であり、技術的リーダーであり、かつ、ユースサッカーの大きな可能性を持っています。スカイライトは日本のみならず、アジアで実績のあるコンサルティング会社であり、サッカー関連でも多くのチームや協会との関係があります。スカイライトとは、本年5月に東京で女子サッカーのカンファレンスを共催しました。FIFA、F I F P R O(国際プロサッカー選手会)、WEリーグ、ヨーロッパのクラブ、連盟、トップ選手など、アジアや欧州の女子サッカー界のキーパーソンを加え、今後、世界的に発展しなければならない業界について、明確なビジョンを示し、大きな可能性に焦点を当てることができました。また、プロリーグや連盟、ブランド、この業界に参入する可能性のある企業ともミーティングやワークショップを実施しました。4―Footballとスカイライトとのパートナーシップにより、特に女子サッカーとユースサッカーにおいて、今後数年で世界トップクラスのサービスを提供できるようになると考えております。」

4―Football CEO アルベル・バルボナ・アスコナさん

グローバルで拡張する女子サッカー発展の大きな波に日本の女子サッカーは乗れるでしょうか。バルセロナから熱い視線が注がれていることは間違ありません。

(2023年11月28日 石井和裕)

Women’s Football Industry Conference 2023で明かされたFIFA女子ワールドカップの放映権料高騰に関する記事。

なぜFIFA女子ワールドカップの放映権を高額とする必要があったのか 女子サッカーに特化したスポーツビジネスカンファレンスで語られた放映権高騰の舞台裏

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