サッカーの羅針盤

ほぼ公開【マリノスの羅針盤】舩木渉記者に聞く”ハリー・マリノス”の実像(1)システムが4ー3ー3になる

 

ハリー・キューウェル新監督のもとでリスタートを切った横浜F・マリノス。14日にはタイでACLバンコク・ユナイテッド戦を控えますが、ここまでに見えてきたチームの全体像と選手たちの立ち位置の変化などについて、宮崎キャンプを取材した蹴鞠のトリコでおなじみの舩木渉記者に聴きました。

 

河治

宮崎キャンプでも観てきたと思うんですけど、スタートから見えてきたことをお願いします。

舩木

最初の試合がACLで、多くの皆さんが初めて観ることになると思うんですけど、一番変わっているであろう点はシステムが4ー3ー3になる。アンカーを置いて、中盤を逆三角形にした4ー3ー3になることが一番の変化かなと。それをキャンプの最初から戦術練習でやり始めて、本当に最初はどうなるかなこれっていう感じではあったんですね。

河治

はい。

舩木

本当に基礎の基礎みたいなところから1こ1こやってる状態というか。後ろに4人、真ん中に一人、それでシャドー二人を立たせて、こうやってボールを回すんだ、ここに立つんだ。ここにポジションを取って、こういうふうにボールを、こういう風に体の向きを作ってみたいなところからやっていったので。本当にそれがキャンプの2日目とか3日目まで。

そこからやっていって、とりあえず試合で試して。次はプレッシングの約束事だったり、どうやってかけるかをやって。ある程度、形にして2試合目をやって、3試合目にかけてビルドアップとプレッシングを連動させながら、そのプレッシングも相手のビルドアップをこういうふうに限定したいというパターンをいくつか作って、練習してはめて行くと。キャンプ終わった段階で、僕らもなかなか試合練習を観られなくなったので。そこから先どうなってるかはあんまり分からないですけど。

河治

うん。

舩木

結構、見た目の印象は変わるんじゃないかなと思います。

河治

その段階でまず、既存の選手の中で変わって行きそうだなとか、役割が・・・例えばこれまでのイメージが強くある選手の中で変化を感じるところは?

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