サッカーの羅針盤

【鹿島戦記】2024年の大飛躍へ。松村優太の覚悟と責任:鹿島のために主力としてタイトルに導く

 

2024シーズンに向けて、ランコ・ポポヴィッチ監督の指導のもと、悲願のタイトル奪取に向けて意欲的にトレーニングを積んでいる鹿島アントラーズ。その中でも一際目を引くのが松村優太です。

同期の染野唯月がJ1昇格に貢献した東京ヴェルディと期限付き移籍を延長、昨年10番を背負った荒木遼太郎がFC東京に期限付き移籍した状況にあって、昨年夏には移籍も考えたという松村が、改めて鹿島の中心としてブレイクの年にすることを誓っています。

もちろん、これまでも鹿島で中心的な存在になる野心はあったでしょうが、どちらかというと内に秘めるタイプでした。しかし、チームは松村が在籍した4年間でもタイトル獲得に貢献できず。昨夏は移籍寸前まで気持ちが動いた事実が、松村の気落ちにある変化を起こさせたようです。

パリ五輪イヤーでもある勝負の年に向けて、自分の意思をあえて表に出すこと。そして鹿島の中心としてタイトルを獲得するということ。取材陣には間違って取ってほしくはないと強調していましたが、をういうギラギラを隠さない松村の主張はチームにとってもプラスでしかないように思います。

それと同時に松村は自分だけでなく、若い選手たちが年齢に関係なく、キャプテンに就任した柴崎岳や鈴木優磨、植田直通といったリーダー格の選手たちに負けず劣らず、自分がチームを引っ張るんだという姿勢とリーダーシップが、タイトルへの強い矢印になっていくとも考えているようです。

 

ーーパリ五輪もある今年にかける思い?

今、自分が思ってることとしては批判でも慢心でもなんでもなくて、自分が引っ張る。引っ張ろうと思ってますし、自分が出るべきだと思ってるし。その自信が今年はあるので。

変に捉えないでくださいね、これは。笑

批判とか慢心とかじゃないんですけど、自分がやるべきだ、出るべきだ、引っ張るべきだと思っている1年です。

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