サッカーの羅針盤

【鹿島戦記】岩政大樹監督の言葉が物語る鹿島の現状と指針(6)ここからの鹿島に残せるもの

 

ーー松村選手の五輪代表でのプレーを観るまでは正直、岩政さん何やってるんだみたいな。もっとストレートに彼の特長を発揮させた方がシンプルに彼も生きるし、鹿島にもプラスになるだろうと。だけど、あのアルゼンチン戦のゴールを観て、それの評価を改めたんです。ああ、こんなプレーができるようになったのかと。20前後の頃の彼には見られないプレーだった。

確かに、これは僕のもしかしたら良い面でも悪い面でもあるかもしれないけど、今の時点でやれるもので勝負しろとあんまり思ってないかもしれないです。彼らがどこまで到達するべき選手で、そのためには今ここでトライしないと、彼らが行き詰まるというところに目線が行きすぎてしまうかもしれない。それはチームとしてもそうですけど。もっと現実路線で行けば今年の松村なんかも外張っとけやのが彼は心地よかったかもしれないし、藤井もそうですね。

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