サッカーの羅針盤

【鹿島戦記】”無冠”の鹿島はどういうサイクルに向かうべきか(6)大方針が有耶無耶になっていないか。

河治

これは本当に疑問だったんだけど、こういうサッカーをしてほしいから岩政監督じゃなくて、レネのままだとチームがまずいから岩政さんに託して、どう言うサッカーをするかは丸投げになってしまったのか。それとも吉岡さんなりにプランを伝えてはいたけど、現場で岩政監督が変えていっちゃったのか。その大方針のところが有耶無耶になっている気がして。

元川

はい。

河治

例えばレネ・ヴァイラーのベースがあって、本当にコントロールをどっちにするのか。確かにあの時は上田綺世がいたから。そこはできるサッカーの部分で違いがあるんだけど、足りないところもわかりやすかったでしょ。ひょっとしたらレネ・ヴァイラーも、トルシエとかハリルホジッチみたいに一気にはやらないで、まずはやりたいことを極端でも出したところから、徐々にバランスを取っていくタイプの監督かもしれないでしょ。

元川

確かにね。

河治

ポステコグルーも最初ロングボールを絶対に蹴らせなかったけど、チームがある程度できてきたら、選手の判断で容認したじゃん。状況によってリスク管理でライン下げることも。チーム作りってそう言うもので。それが見えてくる前に、鹿島はレネ・ヴァイラーを切っちゃった気がしてならないんだよ。

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