サッカーの羅針盤

公開記事【磐田の歓喜】ダービーへ!小川大貴の思い(1)長崎戦を振り返る

 

ーー長崎戦ですけど、相手の3バックというか5バックというか、気づいて対応するのがすごい早かった?

試合前は4枚を想定して練習してきたので。ただ、ウォーミングアップをする中で、3枚なんじゃないかっていう試合直前の情報があって。臨機応変に対応できたというか。みんなそこは共有しながらできたのかなと思います。

ーー相手のカリーレ監督はジュビロ対策だと。これまで3バックに苦戦してきてるからと。それも含めて大きな勝利だった?

そうですね。あとはもう個人のところではあったと思うんですけど、僕は3枚の対処法とか個人的に持っていて。あんまりサイドハーフを下げないて、3バックに当てに行ったりとかというのはチーム的にもやろうとしていた守備があったので。それはみんな意思統一してできてたのかなと。

前半は特に右サイドに意図的に持っていくようなシーンがあったので。それはいい守備、いい攻撃に持っていく要因だったのかなと思います。

ーー向こうの一番危険なところが相手の右ウイングバックの増山選手だったから。もちろん前線にフアンマはいるんだけど、そこにボールを入れる選手を潰しに行くという仕事ができていたと思いますし、あとは逆サイドで展開された時に、スライドでセンターバックの横を埋めることができていた?

僕はもっとスライドするべきかなと思いました。その中でも最近は相手に対してはいいスライドだったり、いい縦ズレができてたので。2トップだけで守備するのではなくて、どちらかのサイドハーフが出て、ちょっと3枚っぽく行ったりとか。それはやりながら修正していけたのが良い守備の要因かなと思います。

ーー山田選手が代わった後に、大貴選手が声かけをしてくれてたと鹿沼選手が言っていました。

そうですね。やっぱり1−0の状況で、相手にもたれる時間がどうしても長くなってくるので、フアンマしかり、さらに高い選手が入ってきても引くのかというと得策ではないので。ボールに行こうよって話してましたし、まだまだできてなかったですけど。それでもボールにアプローチに行く姿勢を持たせたりとか。ラインの細かい上げ下げは試合中も話しながら、声かけはしていました。

それでも、もっとコンパクトにしてラインを上げないといけなかったですし、相手が蹴って来なかったというのも要因ですけど。蹴りたくないぐらいに思わせることができたのなら、まあ良かったのかなと。

ーー急に雨降ってきて。バックスタンドのサポーターもガヤガヤして、しかもスリッピーになると何が起きるか分からない中で、よく集中できていたかなと。

こっちが5枚に変わった時の変化とか、そこの意思統一はみんなできていたので。守り切ろうよという中でも前線の(後藤)啓介に、しっかりボールに行かせよう。サイドの(古川)陽介、ジャメに行かせようというのはもちろん細かく話したところもありますけど、自然と共有できていたかなと。

ーーカウンターもありましたけど、最後のコーナーのところで鹿島るというか。ジュビロが鹿島ってるって話題に。笑

ジャメがすごい頼もしく見えて。個人で50メートルぐらい行って、最後CKまで獲得するというのは本当に、すごい頼れる存在になったと思います。

ーーコーナーでキープに行ったのは前線の判断?

チームとしての判断ですね。後の選手しかり、キープに行こうかと。その前も88分ぐらいまではコーナー蹴ってたので。もちろんキープしに行くのも悪いことではないですけど、あんまり早い時間にやると重たくなるというか。終わらせに行くタイミングはチームで話しながらやれていました。

 

(2)に続く(会員向けです)

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