サッカーの羅針盤

【マリノス航海誌】[舩木渉コラム]ルヴァン杯札幌戦から紐解く、村上悠緋のポテンシャル(後編)自分の良さをどんどん出していけば、違う世界が見えてくる

ルヴァン杯札幌戦から紐解く、村上悠緋のポテンシャル

取材・文 舩木渉

後編:自分の良さをどんどん出していけば、違う世界が見えてくる

 

 約2年半、継続的に村上のことを見てきた。その中で感じるのは、彼がポテンシャルの塊であることと、過小評価されているのではないかということだ。もともと高かった身体能力を活かすための技術や戦術眼も、マリノスで過ごす日々の中で着実に磨かれてきている。右サイドバックとしてビルドアップからフィニッシュまでさまざまな局面に関われている現状が、その証明だ。

 もちろんFWとして勝負したい思いは強いだろう。それでも本人が理解しているように、複数ポジションをこなせるのは選手としての長所になりうる。そして、今月の日本代表活動に初招集されたセレッソ大阪の毎熊晟矢のように、もともとFWだった選手がサイドバックにコンバートされてから評価を飛躍的に高めるという前例もある。

「自分の良さをどんどん出していけば、違う世界が見えてくるのかなと思います」

(残り 868文字/全文: 1296文字)

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