サッカーの羅針盤

特別公開【コンサラボ通信】中島大嘉が語る札幌での2年半と飛躍への誓い(前編)成長しながらも、すごく悔しい2年半やった

©️UHBconsalabo

 

週末にホームでセレッソ大阪と対戦する北海道コンサドーレ札幌。すでに新聞の報道で、中島大嘉が名古屋グランパスに半年間の期限付き移籍をすることが出ていますが、ここまでの2年半の思いとここからのビジョンについて「コンサラボ」のスタッフが聞きました。

国見高校から大物新人として、鳴物入りでやってきた中島大嘉は「バロンドールを獲る!」という大きな目標を掲げて、その片鱗を見せてきました。ただ、コンサを前線から引っ張るFWとしては課題が多かったことも事実です。

ジェイ、アンデルソン・ロペス、興梠慎三といった選手たちとポジションを争う中で、ミシャ監督のもとで本人が思うようにはなかなか起用してもらえず、山あり谷あり・・・どちらかといえば谷の方が多い2年半だったでしょう。

それでもプロの選手として、色々なことを学んだコンサでの2年半だったことは間違いありません。それを異なる環境でアウトプットする。もっとストロングを尖らせて、ゴールを量産する。札幌から世界へと飛躍するために。そんな中島大嘉の声をお届けします。

 

ーーコンサでの2年半を振り返って?

うわっ泣くで(笑)。

ジェイがいて、ロペ(アンデルソン・ロペス)おって、去年は慎三さんがいて。

ーー2年半でFW像が変わってきた?

初めはまあ、めちゃめちゃ自信を持って入ってきて。1トップで自分の良さを出そうと思って入って、ちょっと自分のストロング以外にやるべきことが多いなと感じました。

4点取ったけど、すごく悔しい、プロの世界を実感した1年で。後半はけっこう成長できたなと。それで、こっから俺の人生変えると思った2年目で、初めは良かったけど・・・結果出しながらも、ゴール以外のところを求めて困惑してしまって、自分のプレーが出せなくなったのが2年目でしたね。

さらに意気込んで今年、乗り込んできて。広島との開幕戦に出て、ルヴァン鳥栖戦。キャンプから良いプレーができていて、サッカー選手として大人になったプレーをキャンプから続けられていて。成長を実感してたけど、鳥栖戦でゴールが取れなくて。

そこからゴール、ゴールってなっていてルヴァンのジュビロまで引きずってた感じはあって。その次のルヴァンのマリノス戦からはメンタルが良くて。そこからリーグ戦でも少しずつチームに貢献できるようになってきたけど怪我して、また戻ってきて。

成長しながらも、すごく悔しい2年半やったので。環境を変えることで、自分の中で何か変わるんかなって。

ーー札幌に来た後悔はない?

全然、むしろ来て良かったなって。

ーーミシャさんの大嘉選手を育てたい思い?

もちろん感謝の気持ちはあるし、5年後、10年後に抱いている感情と今は違うと思います。ここで爆発しきれなかったので、100%純粋に感謝だけってわけじゃないですけど、何年か後に自分が成功して、あの時こういうことやったんだなと自分が気づく・・・成功しないで失敗してたら、その時も文句言ってると思うけど(笑)。

成功して、ちょっと大人になって、こういう意図があったんだろなと思えてるように頑張るための礎を築いて行きたい。

感謝してます、もちろん。成長できたので。

 

(後編)後半戦は戦です。俺にとって。

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