サッカーの羅針盤

【イワマサを読む】指揮官は鹿島の現状をどう考えて首位・神戸に挑むのか(前編)「動かす・飛ばす」の判断基準

©️KASHIMA ANTLERS

現在、2勝1分4敗。昨シーズンの終盤からチームを引き継いだと言っても、まっさらな状態から率いた訳でもないことを考えて、現在の鹿島、そして岩政大樹監督に批判が強まるのは仕方がない状況だと思います。

ただ、困難な道であることを承知で新しい鹿島を今いる選手たちと作っていくと覚悟を決めて臨んだシーズン。岩政監督は現状をどう捉えて、目先の勝利とチームの成長といういう2大テーマに立ち向かっていくのか。

奇しくも、次の相手はここまで首位をゆくヴィッセル神戸です。資金石というか、勝てば上昇のきっかけにもなり得ますが、ここで負けるようなことがあると、本当に苦しくなってくるという試合です。岩政監督はどう捉えているのでしょうか。

 

・柏レイソル戦

最終的にチームでまとめてるのは3連戦だったんですね。広島と福岡というところは3バックで来て、それに対して非常にいい試合ができて。2ボランチの4ー3ー3はレイソルに対してもルヴァンでやっていたので。僕の中である程度、選手たちのイメージもあると思って、準備期間もなかったので、対相手の準備はほとんどしないで臨みました。

柏がどう来るか分からない部分もあったんですけどね。どう来たとしても、自分達の今の形で外す形は見えるはずだと思っていたけど、それが甘かったということですかね。4ー4ー2のブロックでかけてくる相手に対して、どのような糸口が見つかるか。ビルドアップの出口が見つかるか。チームを作っている段階で、まだまだケーススタディが足りなかったということですかね。

どの試合もそうですね。その試合に対して、もっとこうできたよね、こうした方が自分達の良さが出たよねということを確認して、また次に向かうという作業の繰り返しです。

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