サッカーの羅針盤

【元川悦子のヤマガアイ 第9話】プロ5年目でまさに正念場。霜田監督が榎本樹をあえて左でトライさせる理由とは?

 

霜田正浩監督体制の今季こそJ3優勝・J2復帰を至上命題に、開幕から戦っている松本山雅。ここまで5試合を消化し、2勝3分の勝ち点9で4位とやや苦戦を強いられている。

総失点2はリーグトップで、GKビクトル、常田克人・野々村鷹人の両CBを中心とした守備陣は安定しているが、クラブの長年の課題である得点力が伸び悩んでいる。
ここまでの総得点は7。小松蓮と菊井悠介が2点、パウリーニョと鈴木国友、村越凱光が1点という状況だが、2ケタスコアラーを複数人出して年間目標である総得点76をクリアするというのはなかなかハードルが高い。霜田監督は「同じ得点力不足でもこれまでの山雅とは違う」と断言しており、今後は「決めるべきところで決める」という課題を選手個々が克服していくしかないだろう。

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