公開記事【マリノス航海誌】舩木記者と語るマリノス展望(1)現状維持は衰退というマインド
J1の連覇がかかる横浜F・マリノスですが、喜田拓也キャプテンはタイトルは守るのではなく奪いにいくものとして、チャレンジャーのスピリットを強調しています。
ケヴィン監督3年目となるシーズンでもありますが、マリノスの注目ポイントはどこにあるのでしょうか。キャンプを取材してきた舩木渉記者に聞きました。
(1)現状維持は衰退というマインド
河治
自分も立ち上げの練習を取材して、上島だったりジョエルだったりの話は聞いて、なんとなく感触は掴んでるけれども、そこからキャンプで発見だったり、開幕に向けた注目点とかはどうですか。継続性がどうこうというのはサポーターも共有してると思うんですけど。
舩木
そうですね。監督も昨日そのままのことを言ってましたけど、チーム全体としては現状維持は衰退だというマインドを持ってトレーニングしてるなという感じはします。
河治
うん。
舩木
ボールを奪い返すところの切り替えをさらに早くするだとか。今できていること、できていると言われていたこと、優勝チームのよかった部分をどう高められるだろう。さらによくするにはどうすれば良いうだろうというのに取り組んでいた感じはしましたね。
河治
なるほどね。全体的にそういう基準を引き上げるっていう・・・もちろん、優勝して次にという、連覇することの難しさも当然あるかもしれないけど。カタールW杯に触発された 監督や選手も多いと思われる中で、Jリーグ全体がベースアップされたりだとか、3年半後に向けた新しいサイクルに入っていくので。
全体の意識が引き上がったシーズンになると思うんですけど、そうした中でマリノスとしてもフレッシュな何か。そういう空気を感じるものはありますかね。
舩木
2019の優勝の次の年はなかなか勝てなかったですし、コロナ禍もあり、チームの底上げがあまりできなかったというのが、おそらく反省としてはあると思うんですね。
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