サッカーの羅針盤

【砂岩の魂】稲垣祥や伊東純也の活躍を励みに。堀米勇輝の挑戦

サガン鳥栖は主力の大半が抜けて、代わりに色んな境遇の選手が加入してきており、川井健太新監督にもとでJ1のライバルたちと十分に渡り合っていけるのか不安の声も多くあります。

そうした中で鳥栖をよく知る藤田直之、福田晃斗、小野裕二の他にも頼りになる存在がいます。川井監督の愛媛時代の教え子である森谷賢太郎もその一人ですが、昨年半年間、山形で指導を受けていたのが堀米勇輝です。

ヴァンフォーレ甲府のアカデミーから昇格した堀米は甲府に加えて熊本、愛媛、京都、千葉でもキャリアを積み上げてきましたが、最近は怪我に泣かされて山形でも満足な出場機会を得られていませんでした。

それでも川井監督がJ1の鳥栖に彼を呼んだのはコンディションが整えば、強度の高いサッカーの中でも重要な仕事をこなせるという評価があるからでしょう。甲府時代の仲間である日本代表の稲垣祥や伊東純也とも親交があるという堀米は44番を背負い、自分を呼んでくれた川井監督や鳥栖ファミリー、そして個人としても飛躍するために20代最後のシーズンに挑みます。

 

堀米勇輝

鳥栖に入ったのは監督の川井健太さんに声かけてもらって、やっぱり上のカテゴリーで、自分の中で常にチャンレンジすることを心に決めてやってきているので。去年の成績とか自分自身、怪我も多くて、なかなかこういうチャンスが巡ってくる状況では無かったと思いますけど、こういうチャンスをもらえた中で、もらえた時点ですぐ決めました。

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