サッカーの羅針盤

【鳥栖研究2022 vol4】[取材コラム]朴一圭が新しい鳥栖のサッカーを「マリノス に似ている」と感じた理由

写真提供/サガン鳥栖

サガン鳥栖は沖縄県の読谷村でキャンプを行っています。コロナ禍でメディアも含めて生で観られない状況ですが、21日のオンライン取材に応じてくれた藤田直之は「体力作りとかも含めて戦術を落とし込みながらとてもハードに日々やっています」と語ります。

短い時間で効率よく体を動かすトレーニングは負荷が高く、もともと豊富な運動量をベースとする藤田も「連日トレーニングもハードに。体がきつい中でいかに頑張れるか」をテーマにあげています。

一部の映像をのぞき、練習が観られないので想像補完するしかない部分もありますが、川井健太監督が愛媛を率いたときやコーチとして支えたモンテディオ山形のサッカーからイメージするのはボールを動かしながら攻撃側もどんどん動いていくアクション型のサッカーで、それは同時に相手を動かして、思考を疲労させる狙いも表れています。

そんな川井健太監督のサッカーを”ならでは”の目で見て、感じている選手がいます。GKの朴一圭。言わずと知れた横浜F・マリノスがJリーグを制した2019シーズンの守護神です。

その朴一圭に現在取り組んでいるサッカーについて聞いてみると「似てるなっていう要素がたくさんある」と返って来ました。それはどういうことなのか。ボールを動かして相手を崩すという基本スタイルは昨年にも取り組まれていました。しかし、明確に違う要素が現在のチームにはあるというのです。

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