サッカーの羅針盤

【サックスブルーの歓喜】ジュビロ磐田の”目を揃える”クオリティ。鈴木雄斗の長崎戦ゴールを検証

前節の水戸戦で昇格を決めたジュビロ磐田はV・ファーレン長崎をホームのヤマハに迎えました。結果は2−2の引き分け。非常にインテンシティーの高いゲームで、長崎に2度のリードを許しながら、鈴木雄斗のゴール、そして敵将の松田監督をして「日本代表のベルギー戦のよう」と言わしめるCK裏のカウンターから山田大記が今シーズンの11得点目を記録しました。

相手が昇格の可能性を残しており、一方の磐田は昇格してすぐ後の試合ということで、監督代行の服部年宏コーチも「どうしても前節、昇格が決まったあとで緩まないように」と1週間、言い続けてきたようです。

それでも「緩んでいたわけじゃないですけど入りが悪い。相手を困らせられなかった前半だった」と振り返ります。ピッチコンディションなどの影響もあったようですが、何よりコンパクトに圧をかけてくる長崎の守備に対して、その中にはめられたまま強引にボールを運ぼうとして奪われるなど、全体の視野が狭くなっていたのが原因と考えられます。

前半4分にウェリントン ・ハットの見事なゴールであっさり失点してしまったことでの焦り自体はあまり感じさせず、これまで先制されても必ずと言っていいほど同点、さらに逆転ゴールを決めてきたチームらしく、前半30分には鈴木雄斗が同点ゴールを決めました。

このゴールは左サイドの鈴木雄斗が突破を試みた直後、スローインしたところからスタートしています。

(残り 708文字/全文: 1362文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ