【維新の風】理想と現実の間。渡邉晋監督に聞くレノファ山口の現状認識と終盤戦
レノファ山口は現在15位で、降格圏から勝ち点2差というところにいます。渡邉晋監督の就任1年目ということもあり、筆者もあまり残留争いというワードは使わず成長を見届けてきたところはありますが、現在の勝ち点や残り試合数を考えても向き合わざるを得ない状況にあるのは確かです。
金沢との6ポイントゲームに勝つかどうかで大きく変わり得ますが、渡邉晋監督も基本的なスタイルや方向性を変更するつもりはないとしながらも、現状認識として「質に目を向けた時に、J2で下の方だと認識しましょう」と選手たちにも伝えたと言います。
「普段のトレーニングから何気ないパス一本でも、何気なく蹴るのか魂込めるのか。我々も成長しているけど他も成長している。そのスピードを上げなければ埋められない」
もっと必死さを出して終盤戦に向かって行くようにアプローチしていきたいという渡邉晋監督に、残りの試合に向けてフォーカスすべきポイントを聞きました。
ーー0−1で敗れた町田戦は終盤に鄭大世が入ってくると、ああいう形のリスクは増えるというのは想定していたと思います。実際あそこも一度テセにキープされて、ピンチをしのいだ二次攻撃でドゥドゥにやられました。そこまでにリードできなかったことなど、どう見ていましたか?
もちろん先にスコアを動かしたいですし、動かせるような状況もあったとは思います。でも、ああやってラフなボールに対して自分たちが対応しようというところに関して言うと、もちろんボランチの一枚が前で蓋をしたりとか、ロングボールに対して挟み込むポジショニングも必要だったねと言うところは当然あると思います。
結果的にあそこの現象でスコアを動かされてと言うのはありましたけど、そこだけにフォーカスするのも難しいゲーム展開だったので、最後の彼らの切り札でスコアを動かされた悔しさもありますけど、もう少し我々の攻撃のところでパワーを持てる交代がもう少し早くても良かったかなと個人的な反省もあります。
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