サッカーの羅針盤

【トス研・第10回】VS名古屋グランパス:後半戦に大きくつながる崩しからの小屋松ゴール

天皇杯での勝利から中2日、サガンはACLから帰国したグランパスとのホームゲームを迎えた。サガンは天皇杯、グランパスは連戦からの移動と、互いにアグレッシブな戦いが持ち味のチームだが、日程的な厳しさを抱えている。

サガンは林がU24代表に召集されたことに加えて、山下も欠場。いつもの2トップが不在の中、前節はチームを救う同点弾を決めた酒井と、普段は2列目から前を狙う小屋松が最前線を担う。さらに、金監督がトレーニング中の指導をめぐって指導資格停止処分の裁定を受けてしまい、片渕コーチが指揮を執る。意図しない形ではあるが、チームに大きな変化がもたらされた。これを良い方向に繋げられるか。

一方のグランパスは、77日に一旦ACLを終え、14日には前半のみだが天皇杯を戦っている。極限のハードスケジュールをこなし、疲労の蓄積は否定できないだろう。また、縦への推進力で違いをもたらせる相馬がU24代表に召集されて不在。攻撃の重要なピースを欠くことになった。サガン以上に肉体的に苦しい一戦だが、この試合の後には3週間の休息がある。何とか戦い切って、一区切りとしたい。

(分析・河治銀河)

80分 左サイドのパスワークから、小屋松が勝負を決める追加点。

図は一部の選手を省略

(残り 1088文字/全文: 1613文字)

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