サッカーの羅針盤

【維新の風】単なるビッグセーバーに終わらないGK山田元気のこだわり:ビルドアップとコーチングの質を高める

レノファ山口のゴールマウスを守るGK山田元気と言えば代名詞はビッグセーブです。もともと京都サンガのアカデミー育ちであり、ゴールマウスの感覚や身体能力には非凡なものがありました。それは従来の守護神である吉満大介らと切磋琢磨しながら、試合にで続けているレノファでも発揮されています。

しかし、それだけでゴールを守り切ることはできないし、レノファのような後ろからつなぐスタイルであれば、必然とGKが後ろから攻撃に関わる回数も植えます。

群馬戦はファーを切っていたところでニアをカバーした浮田の股下を加藤潤也に破られる失点で、セービングとしてはどうしようもない部分もありましたが、それまでに何ができたのかという別の課題意識も出てくるのがGKという役職です。

ビッグセーバーであることを自負しながら、そこに終わらないハイレベルなGKに飛躍して行くために、試合に出続ける中で山田元気がどういうことを考えているのか聞きました。

ーー1−1の群馬戦は確かにもったいない試合ではありましたけど、前半38分に田中トシヤ選手にサイドをえぐられて、大前選手のスルーから加藤選手に打たれたシーンはいい流れだったところから迎えたピンチでうまく対応できた?

前半のそのシュートに関しては僕のパスミスからえぐられたので、そこは反省していて、あそこでカットされるぐらいだったらピッチのラインを割ってもいいぐらい速いボールを出した方が良かったかなとすごい思います。そこは自分の質を高めていけばいいだけだなと思ってます。

あれが無かったらえぐられてないというのは結果的にあるので。僕個人としてはあそこを直してい改善していければと思ってます。前半は特にバチッと前からはめながらしっかりと自分たちのサッカーができていたと思いますし、その中でけっこう前半途中は相手陣地で自分たちが攻めている時間がある中で、1回集中して締めないといけないと思っていました。

下もスリッピーで、ちょっと寒い中で、なかなか集中力を維持するのが大変なシチュエーションかなと思ってたんですけど、自分お中でセルフモチベートと言いますが、メンタルをしっかりコントロールできかなと思います。

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