サッカーの羅針盤

【J1騒乱】川崎vs名古屋:勝負を決めた3つのセットプレーを検証

川崎フロンターレは名古屋グランパスに3−0で勝利し、連勝記録を11に伸ばすと共に、2位セレッソ大阪との勝ち点差を17に広げました。これにより残り10試合で5勝すれば2位以下のチームが全勝しても追い付けない計算に。2年ぶりの優勝に向けて大きく前進する試合となりました。

ただ、ボール保持率が川崎48%、シュートは川崎18本、名古屋15本というスタッツが示すとおり、名古屋グランパスも流れの中では自分たちの時間も作り、川崎ペースの時間帯も粘り強く守れていただけに、3つのゴールが決まったセットプレーが勝負を分けたことは間違いありません。

3つのゴールに関して得点を生んだエッセンスの部分をまとめたいと思います。

前半44分 三笘薫

右のCKから。いわゆる”三笘ゾーン”ではない形からでも点が取れることを証明したゴールですが、ゾーンの名古屋に対してキッカーの田中碧とニアに飛び込んで合わせる谷口のイメージ、精度、タイミングがピタリと合ったことで生まれたゴールでした。ただ、その前の駆け引きも川崎のアドバンテージになっています。

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