サッカーの羅針盤

【山雅探報】元川悦子に聞く柴田山雅のホーム初戦(中編):ヤンツーさんも若い選手たちの”脆さ”は分かっていたはず

柴田峡監督になって最初のホームゲームとなった金沢戦ですが、このカードとしてはリーグ戦で初黒星となりました。

金沢にとっては嬉しい7試合ぶりの勝利で、長期離脱していたエースのルカオが復活弾を決めると言う最高のゲームになった一方で、山雅はボールを握る展開で前半途中まで多くのチャンスがあったものの、金沢のロングボールを使った攻撃に守備が後手を踏み、後半はほとんどチャンスが作れない展開に。

そうした流れでも粘り強く支えていた橋内が前回の徳島戦と同じく、55分に下がると、代わりに出て来た森下怜哉がビルドアップで痛恨のパスミス。そこから与えたCKの混戦からルカオに押し込まれ他のが決勝点となりました。

この試合を現地サンプロ・アルウィンで観た元川悦子記者にお話を聞きました。

 

(前編):若いバックラインは先人のスタンダードに達しているのか

 

中編:ヤンツーさんも若い選手たちの”脆さ”は分かっていたはず

元川 金沢戦も3ー5ー2で、そこは引き続きやりやすいシステムで原点に帰って、一番クラブとして慣れているところからスタートして、スタメンを6人変更した理由というのはこの間のメンバーをそのまま出すのが一番早かったんだけど、コンディションにプラス、成功体験を他の選手にもしてほしいということだよね。この間の状況をたくさんの選手にやって欲しかった。久保田だったりがそうだよね。

河治 その割に、最初のうちは結構ボール持てちゃって前回と違う展開になったでしょ。

元川 そう。それが逆にむずかしかったと柴田さんも会見で言った通りで、徳島は圧倒的に相手がボールを持つから、それに対して縦に行けば良いとか、取り所をしっかりしてスイッチを入れれば。

河治 整理しやすいですね。

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