サッカーの羅針盤

【フクロウの時報】キム ミンテは相手のFWが強力であるほど存在感を発揮する。広島のエースも止め切るか。

ルヴァンカップ準々決勝、キム ミンテは福森晃斗、田中駿汰と共に最終ラインで90分、マリノスの強力なフォワード陣をおさえていた。

マリノス移籍後にリーグ5得点のジュニオール・サントスにパワー負けせず封じたのは特筆に値する。失点シーンはディフェンスラインとしてエリキ、天野純の侵入に対応しきれなかったが、ミンテの働きなしに、この試合のパフォーマンスは考えられない。

「僕の宿命というか、強烈な外国人FWだったり、Jリーグのトップ選手だったりとマッチアップすることが多い中で、攻撃が鋭いマリノスをゼロで抑えたかったが、最低失点で抑えられてよかったんじゃないかと思う」と、ルヴァンカップのノックアウトステージという舞台で、マリノスの強力なアタッカーを相手に、改めて掴んだ手応え。しかし、そうした働きができる自信は、彼の中にすでにあった。

「自信は常にあるし、逆に自信がなかったら話にならないので、常に自信はもとうとしている」。

 

昨年に続き決勝の舞台まで勝ち上がりたかったルヴァンカップでの準々決勝敗退。

マリノス戦翌日はさすがに切り替えが難しい中、試合組は輪になって座り、ゆっくりと話をするなどし、広島戦へと気持ちを持っていった。

 

ミンテは2日間、涼しい顔でトレーニングをこなし、コンディション調整に集中していた。

「よく食べて、なるべくよく休めるようにケアに集中した。コンディションは特に問題ないし、悪くないかな」と。

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