サッカーの羅針盤

J1リーグ第3節:輝きの神セブン

J1はミッドウィークの7月8日に第3節が行われました。再開からいきなり中3日での試合ということで、どのチームの監督も難しい舵取りを強いられていたように思いますが、リモートマッチを感じさせない選手たちの奮闘が目立ちました。

毎節のJ1で輝いた選手7人をポジションに関係なく選出する企画、通常のベスト11と違い、総合的に優れていたかどうかではなく、”輝き”を基準に独断でピックアップします。

第三節の”輝きの神セブン”はこちら。

レオナルド(浦和レッズ)

再開初戦にはベンチにも入っていなかったのでコンディションが心配されましたが、スタメン出場するなり1ゴール1アシストで粘るベガルタから勝ち点3をもぎ取る原動力となりました。1点目は左からの山中の仕掛けにあえて連動せず、ステイすることでディフェンスのマークを手前に外し、クロスが来たらファーストタッチから一瞬で破ってフィニッシュという、並のFWには絶対に真似できない形で今季の2点目を決めました。

さらに同点で終盤を迎えたレッズは大槻毅監督のまさしく”仁義なき采配”で5枚のカードを投入しましたが、オフェンス陣で残っていたレオナルドは興梠をはじめとする途中出場のメンバーとうまく呼吸を合わせて、ペナルティエリア内から絶妙なラストパスを興梠に出して決勝ゴールをアシストしました。2年目の大槻監督が新しいシステムに舵を切って、まだまだ完成度が高いとは言えないレッズにあっても、やはりレオナルドと興梠の存在は特別であり、対戦相手の大きな脅威になりそうです。

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