無料記事【Jうぉっち】DAZN週間スーパーゴールを勝手に解説①川崎フロンターレ/脇坂泰斗(vs 浦和レッズ)
「DAZN週間スーパーゴールを勝手に解説」の記事を6本アップしてきましたが、1本を無料記事として公開する企画を行い、投票の結果「川崎フロンターレ/脇坂泰斗(浦和レッズ戦)」に決まりました。みなさん投票ありがとうございました。
【@kawaji_watch 】にて「DAZN週間スーパーゴールを勝手に解説」記事6本をあげましたが、1本無料記事として開放しようかなと思います。仲川選手のゴールはヤフー記事にまとめたので、それ以外で非会員さんが読みたい記事を投票してください。森重選手のベストゴールは会員さん限定にしておきます。笑
— 河治良幸 (@y_kawaji) November 27, 2019
そういうわけでよろしくお願いします?♂️
【本文】
J1は第32節が行われ、数多くのゴールが生まれました。
DAZNに選出された週間スーパーゴールは以下の通りです。
?明治安田 #J1 第32節
⚽#DAZN週間スーパーゴール!川崎F/脇坂泰斗
G大阪/宇佐美貴史
大分/田中達也
横浜FM/仲川輝人
清水/ジュニオールドゥトラ?ベストゴール?
FC東京/森重真人#DAZNフットボールライブ配信数No.1
スポーツ観るなら https://t.co/u4BaoHt81Q ? pic.twitter.com/BOq2GItNuG— DAZN Japan (@DAZN_JPN) November 25, 2019
川崎フロンターレ/脇坂泰斗 (浦和レッズ戦)
ガンバ大阪/宇佐美貴史 (ベガルタ仙台戦)
大分トリニータ/田中達也 (清水エスパルス戦)
横浜F・マリノス/仲川輝人 (松本山雅戦)
清水エスパルス/ジュニオール・ドゥトラ (大分トリニータ戦)
そしてベストゴールには湘南ベルマーレ戦の森重真人(FC東京)が選ばれました。それぞれのゴールを解説したいと思います。
川崎フロンターレ/脇坂泰斗 (浦和レッズ戦)
ACLファイナルを控えた浦和レッズと前倒しで11月5日に行われた試合でしたが、前半35分のこのゴールは試合の主導権をかなり川崎に引き寄せました。
前半29分には脇坂のCKに谷口彰悟が合わせたシュートがクロスバーを直撃するなど、フロンターレがかなり押し込んだ時間帯の流れでした。浦和陣内でボールを失っても、その場でプレッシャーをかけて限定し、縦に蹴ったボールをフロンターレの最終ラインが回収してつなぐようなシーンが続いていました。
5ー4ー1のブロックになった浦和のディフェンスに対し、川崎は一度右サイドに起点を作り、家長昭博がボールを持つ間に右サイドバックのマギーニョが高い位置で相手の守備を引きつけます。そこからボランチの守田英正、センターバックの谷口、さらに守田、家長、守田とショートパスを繋いで浦和の守備を同サイドに誘導してから、左のインサイドにポジションを取った車屋紳太郎がボールを受けます。
そこから左前方に開いた齋藤学に展開されると、齋藤は余裕を持ってボールをコントロールし、右ウィングバック(この時間帯はほぼサイドバックでしたが)岩武克弥と1対1になり、インサイドに破ってクロスを上げました。この間に車屋がアンダーラップしたことで、レッズはさらに2人の選手が外に引き出されていました。
ゴール前にはボランチから攻め上がった田中碧、FWのレアンドロ・ダミアン、二列目から脇坂、さらに逆アイドでの起点のプレーから流れて来ていた家長と4人がおり、田中と脇坂がニアに動き出した外側でダミアンが合わせれば完璧な形になったはずです。
しかし、齋藤の右足クロスが精度を欠き、低めのボールをセンターバックのマウリシオにクリアされてしまいます。場合によっては危険なカウンターにもなりかねないシーンでしたが、ここで守田がマルティノスの手前に体を入れてヘッドで跳ね返すと、反応した汰木康也がピッチに足を滑らして抜けたボールを脇坂が受け、ボールをコントロールしながらボランチの柴戸海を右にかわしながら振り向きざまのミドルでゴール右に決めました。
ちょうどマウリシオと宇賀神友弥の間から右足で撃ち抜く形で、経験豊富なGKの西川周作もポジションは取れていたのですが、弾道がアウトにかかって右にスライスしたことで、とっさの反応ではリーチから届かないところに決まったことが大きかったと思います。
それにしても脇坂のシュート力が発揮された見事なゴールでしたが、その前の崩しがクロスの精度をのぞけば素晴らしかったこと、そして1つ間違えばカウンターでピンチになるところを1枚残っていた守田がカバーし、結果的にゴールをアシストすることになったことは高く評価したいです。
ただ、やはりフロンターレのゴールシーンというのは前に人数をかけているだけに、チャンスとピンチが紙一重のところにあることが多いです。そのスリリングさこそフロンターレの醍醐味ではありますが、イメージの共有や精度に加えて、攻撃と守備の切り替え、後ろでカバーする選手のポジショニングがいかに生命線か分かるゴールでした。