【マリノスうぉっち】ウーゴ・ヴィエイラのマリノスでのラストゲーム。印象的なプレーを振り返る
横浜F・マリノスは2018のJ1で56得点を記録した。そのうち、13得点はウーゴ・ヴィエイラがあげたゴールだ。また1−0の勝利が4つあり、そのうち3試合でウーゴ・ヴィエイラが決勝ゴールを記録している。また第23節のコンサドーレ札幌戦では逆転ゴールで2-1の勝利をもたらすなど、大事なゴールを決めてきた選手だった。
2シーズンのリーグ戦で23得点、ルヴァン杯で10得点、天皇杯で9得点を記録して来たウーゴ・ヴィエイラのマリノスでのラストゲームとなったセレッソ大阪戦。65分から久保建英とともにピッチに立ったウーゴは残念ながら同点ゴール、逆転ゴールをもたらすことができなかった。それでも短い時間の中で、チャンスに絡む1つ1つのプレーに高いゴール意識を感じさせた。
【67分】
■展開
相手陣内でDFの畠中慎之輔がファウルされた後の久保の早いリスタートから、バイタルエリアで伊藤翔がワンタッチしたボールをウーゴが右足ヒールで天野純に渡し、素早く対峙するDF木本恭生の右側に回り込む。その間に天野が左側を追い越す伊藤にパスを出し、そのままゴール左を抜け出すが松田陸に粘り強く付かれ、深い位置から左足でボールを浮かせるもゴールの左サイドネットに外れた。
■解説
久保のリスタートからの縦パスを起点に、狭いエリアでの瞬間的なコンビプレーになりましたが、伊藤がワンタッチで出したパスに対してウーゴと天野で一瞬お見合いになります。しかし、そこでウーゴが優先権をアピールした上で、ターンから右足ヒールで軽く天野に出しながらディフェンスの意識を外に引き付けることで、天野には時間、伊藤にはスペースを与えています。
ただ、そこからゴール前に飛び出す動きを見ると、伊藤から折り返しのラストパスを欲しかったようです。結果的にキーパスやアシストになるプレーもありますが、最後は気分が決めにいくという意識が素早い動きだしなどに表れています。こういったところは本質的にフィニッシャーなのだと思います。
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