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「モチベーションを落とさず、ずっと平常心でやるのが一番」 柴田華絵選手(浦和)が知事杯を掲げる 「WEリーグ 埼玉ダービー知事杯」授与記念イベント

埼玉県スポーツ振興課はWEリーグの埼玉県内3チームの対戦を「埼玉ダービー(知事杯)」と称し、埼玉県サッカー協会、ホームタウン自治体などの協力の下で盛り上げを行ってきました。2022−23 Yogibo WEリーグでは、対戦結果にサポーター投票や観客動員数などのルールを付加した総得点1位となった三菱重工浦和レッズレディースが「埼玉ダービー(知事杯)」初代王者に輝きました。

柴田華絵選手(浦和)

圧倒的な強さで「埼玉ダービー(知事杯)」も制した三菱重工浦和レッズレディース

2023年7月2日に「WEリーグ 埼玉ダービー(知事杯)」授与記念イベントがロイヤルパインズホテル浦和で開催されました。3チームのスポンサー等、女子サッカー応援企業・団体の代表者、小中学生のサッカープレイヤー等、約200名が招待され、サッカーどころとして知られる埼玉県らしく会場は熱気に溢れました。

お披露目となったオリジナル・トロフィーが、埼玉県知事の大野元裕さんから三菱重工浦和レッズレディースの柴田華絵選手に贈られ大きな拍手に包まれました。柴田選手は「来シーズンは知事杯も入れて四冠を狙う」と力強く宣言しました。

大島暖菜選手(大宮V)

大宮アルディージャVENTUSの大島暖菜選手は「来シーズンは上位3チームと同じレベルで戦えるようにしたい」と雪辱を誓いました。ちふれASエルフェン埼玉の浅野菜摘選手は「知事杯では負けたくない」と話しました。「埼玉ダービー(知事杯)」は、いずれも白熱した戦いとなり、多くの埼玉県民の注目を集めました。来シーズンもさらにアツい対戦となることでしょう。

浅野菜摘選手(EL埼玉)

埼玉を愛する人が創っていくダービーマッチ

第二部のトークイベントに登場した埼玉県蕨市出身の勝村政信さんは「埼玉ダービー(知事杯)」の未来を楽しみにしています。

「セルティックの最終戦を見に行かせていただきました。この街にはオールドファーム・ダービーという世界で最もアツいと言われているダービーマッチがあります。セルティックパークの中を案内してくれる方がいらっしゃって説明を聞きました。その人の仕事は、質問に答えていろいろと案内してくれることなのですが、レンジャース(セルティックと同じ街のライバルチーム)の話になったところ『申し訳ないが気分が悪くなったから説明したくない』と言われてしまいました。」

勝村政信さん

「スペインのバスク地方にはアスレチック・ビルバオとレアル・ソシエダのバスク・ダービーがあります。例えばカップルでスタジアムに来て、別々のユニフォームで応援をできる温かいダービーマッチです。

世界にはいろいろなダービーマッチがあります。今後「埼玉ダービー(知事杯)」が、皆さんと選手たちの力でどのような顔を持ったダービーマッチになるのか。それはもう、埼玉を愛する僕らが創っていくことなので、本当に皆さんにスタジアムへ足を運んでいただいて、観客動員を上げ、女子サッカーのレベルを上げ、常にF I F Aワールドカップでもオリンピックでも世界で最高峰を目指せるような代表チームとWEリーグになればと思っております。皆さん、どうか応援してください。」

柴田華絵選手(浦和)

トロフィー授与式だった第一部と比べ、第二部は和やかな雰囲気でトークセッションが進みました。そして、埼玉県のサッカー熱を存分に感じることができました。会場内で参加していた猶本光選手のお父さんにも即席インタビュー。猶本選手の知られざる小学生時代のエピソードが語られました。

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